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北大路ハウスだより

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「北大路ハウス」は京都大学平田晃久研究室と京都の建築学生,新建築社による建築学生のためのシェアハウスです. マガジン「北大路ハウスだより」では, ●専門家に場づくりやコミュニティ… もっと読む
運営しているクリエイター

#都市

利用者とつくり上げた空間が人を惹き付ける魅力に繋がる─田中厚生 (私設圖書館 館長)

京都大学平田晃久研究室と京都の建築学生,新建築社で,建築学生のための拠点づくり「北大路プロジェクト」をスタートさせました.その思考を広げるため,学生によるさまざまな専門家へのインタビューを行い,連載として紹介します. 今回は京都市左京区白川の京都大学にほど近い場所で40年以上もの間「私設圖書館」を運営されている田中厚生さんにお話を伺いました. さまざまな人がそれぞれの時間を過ごす場所を提供し続けている田中さんと共に,「北大路プロジェクト」における運営方法やルールづくりについ

嗜好品のような情報が 居心地のよい空間を満たす─堀部篤史 (誠光社 店長)

京都大学平田晃久研究室と京都の建築学生,新建築社で,建築学生のための拠点づくり「北大路プロジェクト」をスタートさせました.その思考を広げるため,学生によるさまざまな専門家へのインタビューを行い,連載として紹介します. 今回は京都の有名書店「恵文社」で長年店長を務められた後,独立して個人書店「誠光社」を立ち上げられた堀部篤史さんにお話を伺いました.本のある空間に携わり続けてこられた堀部さんと共に,「北大路プロジェクト」での本の選び方や置き方について議論していきます. インタ

人が集まる仕掛けをつくり 場所をメディア化する─小山薫堂 (下鴨茶寮 主人)

京都大学平田晃久研究室と京都の建築学生,新建築社で,建築学生のための拠点づくり「北大路プロジェクト」をスタートさせました.その思考を広げるため,学生によるさまざまな専門家へのインタビューを行い,連載として紹介します. 第5回は京都市左京区にある1856年創業の老舗料亭である下鴨茶寮の改革に携わり,主人となられた小山薫堂さんにお話を伺いました.放送作家や脚本家,イベントや商品のプロデュースなど,多岐にわたる仕事を手掛けられている小山さんと,これからのおもしろい場のつくり方につい

場に潜在する力を読み 庭として象る─針原成吉 (作庭家)

京都大学平田晃久研究室と京都の建築学生,新建築社で,建築学生のための拠点づくり「北大路プロジェクト」をスタートさせました.その思考を広げるため,学生によるさまざまな専門家へのインタビューを行い,連載として紹介します. 第3回は作庭家の針原成吉さんにお話を伺いました.ご自身が関わられたふたつの庭(四条大宮S寺の庭園,本法寺庭園「巴の庭」)を見せていただきながら,「北大路プロジェクト」における庭のあり方を考えていきます. インタビューの聞き手は,平田晃久さん(京都大学 准教授),

建物のストーリーを描いて 人の繋がりを生み出す─岸本千佳 (不動産プランナー)

京都大学平田晃久研究室と京都の建築学生,新建築社で,建築学生のための拠点づくり「北大路プロジェクト」をスタートさせました.その思考を広げるため,学生によるさまざまな専門家へのインタビューを行い,連載として紹介します. 第2回は京都を拠点に不動産業で活躍する岸本千佳さんにお話を伺いました.学生たちよりひとまわり上の世代である岸本さんと,建物の価値を再発見して活用する手法について議論していきます. インタビューの聞き手は,大須賀嵩幸さん,志藤拓巳さん,吉永和真さん(京都大学 平田

時代を横断する視点で美術の新しい魅力を発信─細見良行(細見美術館 館長)

京都大学平田晃久研究室と京都の建築学生,新建築社で,建築学生のための拠点づくり「北大路プロジェクト」をスタートさせました.本プロジェクトは既存住宅を建築学生のシェアハウスへと改修する計画で,改修設計とそこでの住まい方,さらにはそこを拠点としてどのように使っていくかという運営までを含め,学生自身で考えながら進めています.その思考を広げるため,学生によるさまざまな専門家へのインタビューを行い,連載として紹介します. 細見美術館館長の細見良行さんにお話を伺い,自身のコレクションを魅