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車に赤いテープを巻いてるオタクからこれからテープを巻こうと思っている人へ

twitterの車界隈でカスタムを語るときこれでもかというくらい槍玉にあがる事柄がある。例えばオートバックスみてえなホイールだとか某カスタムメーカーのステッカーだとかいろいろあるけどそんな中でもよく見かけるのが「赤いライン」である。

赤いライン。正直なことを言うと僕の車(スカイラインクーペ・CPV35)にもつけている。もともとはサイドステップ(EUROU製の純正サイドステップにかぶせるやつ。アンダースポイラー的なやつ)を取り付けた際に黒色で塗ってもらったらアスファルトと同化してしまって写真写りがあまり良くなかったので、それを解決するアイデアとして貼りつけたものである。その後整合性を取るためにフロントバンパーを社外品に交換したときも下側を黒に塗ってもらってテープを貼ったし、リア側もNISMO製のアンダースポイラーを取り付けてもらってテープを貼った。

正直言うと最初に貼ったときはTwitterであそこまで叩かれている要素だとは全く思わなかった。今でもカッコ悪いとは思ってないし、職場の人や車オタクまではいかないちょっと車好きぐらいのフォロワーには普通に受けがいい。そもそも日産もホンダもスバルも、果てはランボルギーニまで純正でやっているようなカスタムなわけで、少なくとも世の中ではあれはかっこいいもんだとされていると考えるのが当然だという気はする。まあ車界隈というのは「どれだけお金がかかったか」「どれだけ大変だったか・大変か」というのもステータスの一種な気がするので、数百円から可能な赤テープが安く仕上げようという魂胆が透けて見える、というのは仕方ないのかもしれないけど(まあ僕の場合エアロパーツの価格も考えると赤いテープを巻くのに6桁かかってることになっちゃうのだが)。

自分も一応Twitter内での世間体を気にするタイプなので(赤テープ張ってるやつと友人と思われたらいやなフォロワーさんもいるかもしれんしね)赤テープをはがす方法は無いか模索はしてみたのだが、案外いい方法が思い浮かばない。車体色のテープにするとかそもそも黒をやめて車体色にしようとか画像編集ソフトでいじりながら考えたものの、どれもしっくりこなかったというのが正直なところでそう言ったわけで僕の車にはいまだに赤いテープが巻いてある。

さてここまで自己擁護というか開き直りみたいなことを書いてきたけど、実際のところ赤いテープを巻いてる僕ですら「お前それはないだろ」となるようなくそダッサい赤テープの車というのは存在する。いや僕の車を見ておめえもだせえよwと言われると耳が痛いんだが、それにしても単純に貼り方がダサい車というのは存在するように思う。

というわけでこれから「貼るときはこういうこと考えた方がいいかも」というのを羅列していこうと思う。Twitter車オタク界隈の冷たい視線をものともせずこれから貼っていこうというオタクの参考になればうれしいな、と思う。

・貼る場所を考える

純正で赤いテープを張ってる車を見てもらうとわかるが、基本的に赤いテープは「黒色のアンダースポイラー」に貼るもんである。そしてそれ以外の場所に貼ってあるものは基本的にダサいと思った方がいい。例えばバンパーとフェンダー等の継ぎ目だったり、ヘッドライトのふちだったり、車体だったり、とにかくそういうところに貼ってあるのはダサくなる運命でしかないわけである。あと純正でもたまにあるけどグリルもやめた方がいいと思う。赤テープじゃないけどドアミラーが赤いのもちょっと…という気はする。

もちろん気持ちはわかる。僕も貼ってる人間だからわかるんだけど、赤いテープというのはとにかく余るのである。余ったテープを見て「ほかに貼れるところねえかな…」と考えちゃうのは仕方ないと思う。だからこそ貼らない勇気というのは必要だと思う。貼る場所を考える、というだけでもかなりマシになるんじゃないかな。

・色を考える

あなたの車、何色ですか?シルバーや白、黒とかの彩度の低い色ならいいんだけど、それ以外の色の人はちょっと考えた方がいいと思う。

特に青色。スバル車に多いと思うんだけどマジでやめた方がいい。赤と青は基本喧嘩する。さらにホイールまで金色にしていたらチカチカして目が一瞬でダメになるだろう。どうしてもテープを貼りたいなら赤以外の何かにした方がいいと思う。といっても冒頭で述べた通り赤以外のテープってのもそれはそれで難しいのだが。

・言い訳を考えておく

赤いテープを貼った瞬間フォロワーが離れていかないように言い訳は考えておいた方がいい。僕の場合は「アスファルトと同化しちゃったから…」である。人間というのは不思議なものでどれだけ赤いテープを叩いてても知り合いが「こういう理由で…」と言い出すと「そういわれると今回に関しては悪くない気がしてきたな?」となるもんである。

・赤いテープだけで済まさない

結局な話、もともとダサい車に赤いテープを貼ってもカッコよくなったりはしない。「貧乏人w」みたいな誹りを避けるためにも赤テープ以外の部分も頑張るべきだと思う。頑張り方は人それぞれでセンスが出る部分だと思うけど、僕の車だって一応車高調はついてるしマフラーも社外だしエアロは交換したしホイールも一応まともな奴である(まあ、前のオーナーの置き土産なんだけど)。カスタムは足回りからというけど、実際赤いテープよりは優先した方がいいと思う。

・バランスを考える

基本的にアンダースポイラーに赤いテープを巻くと「下側が重くなる」。あまり車のカスタムで足し算を基本にするのはよくないけど、下を重くしたのなら上も何かしらの方法で重くした方がいい。特に純正でアンダースポイラーなんて考慮されてない車は考えないとまずい。例えばステッカーだったりストライプだったり…といってもこの辺もセンスが無いとダサくなっちゃう部分なんだよなあ。厳しい。

余談だけどCPV35はサイドステップから窓までの距離が長くて赤いテープを巻いた瞬間死ぬほど背が高く見える車になってしまった。仕方ないのでサイドストライプでごまかしている。


というわけで僕の言いたかったことはこんなもんである。もし現時点で車に赤いテープを貼ってないならぶっちゃけ貼らない方が余計な気を使わなくていい。貼っちゃった人も剥がせるのならはがした方がいい。ただ世間はツイッターと違って赤いテープはかっこいいものとして扱われているのでツイッターよりもそっちを重視するなら上記のことを考えながら貼ればいいと思います。


ちなみに「偉そうなこと言ってるけどダッセエ車w」と言われると泣いちゃうので車の写真はアップしません。気になる人はツイッター垢からこっそり見てください。

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