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どんな運命の出会いも

1人で死んでいくことには逆らえない。

諦めと、残りの僕の中の情緒が

少し寂しさを際立たせる。


人はいつかは目の前からいなくなる。

星のように近寄っては遠ざかって、

近くに見えたものが
気がつくと
ずっと遠くにいる。

骸に閉じこもる。

希望を持っていたのかもしれない

少し重みのある人生を

愛とかいうもので。

なにか、できるかもって、

思ったのかも。


期待した分だけ失望する。
愛には期待が必要なのだと思っていた。

あなたには僕しか見えていないのだと、

そんな期待も、してはいけないの。


ただ見ていよう。

僕の周りを声や息や魂が駆け巡る。

ただ感じていよう。

形もいらない。

進む温暖化だとか、
時代遅れのロックンロールだとか、

すべてあの星の一瞬の煌めきにすぎない。

誰も、見ていない、僕の世界。



ポツンと一人、

星空を見上げて、

うとうとしているような、

僕の人生。




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