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【時間旅行シリーズ〜日本文学をうたう。〜」

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日本の偉大な詩人・小説家の方々の《言葉の芸術》を私なりの解釈で音とイラストで映像にしています。【中原中也・萩原朔太郎・室生犀星・芥川龍之介・林芙美子…】
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#芥川龍之介

再生

芥川龍之介「羅生門」/遥奈

◆時間旅行シリーズ◆ 芥川龍之介さんの「羅生門」という物語を、私なりの解釈で音楽と映像にしました。 「羅生門」は高校生の頃に、現代文の授業で習い出逢った物語でした。 時を経て今、再会し改めて多くの事を感じました。  物語の中では、人の心のずるさや、 悪い事とわかっていても「みんなやっている」という言葉で簡単に流されてしまう弱さ、 生きづらさや時代の閉塞感によるストレスが爆発した世の中、 「正義」のようでいて真逆を行く危険な行為、 などなど…   そして、物語の中の時代では、飢饉や災害などによって、人々の心は無秩序状態です。   現代にもしそのような事が起こったら、 そんな時に自分を見失う事がないように、 今一度心を見つめ直し、良心の在り処を確かめたいです。  今のうちに、それを「みんな」できちんとする事が一番大切なのだと、芥川龍之介さんは、この「羅生門」という物語は、きっと今の私たちに教えてくれていますね。 ★この楽曲が収録されたCD「田端文士と私」のお買い求めはこちら↓ https://shinkaikanojo.stores.jp/ このCD「田端文士と私」には、解説ライナーノーツも付いております。よろしければぜひお買い求めください♪