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【時間旅行シリーズ〜日本文学をうたう。〜」

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日本の偉大な詩人・小説家の方々の《言葉の芸術》を私なりの解釈で音とイラストで映像にしています。【中原中也・萩原朔太郎・室生犀星・芥川龍之介・林芙美子…】
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林芙美子「蒼馬を見たり」/遥奈

◆時間旅行シリーズ◆ 林芙美子さんの詩「蒼馬を見たり」を、私なりの解釈で音楽と映像にしました。  女優の森光子さんで有名の「放浪記」の作者でもある林芙美子さん。  彼女は複雑な生い立ちを持ちながらも、働きながら勉学に励み、文才を磨いた方でした。 女学校を卒業してからも、恋人に裏切られ、貧乏と批判、世間に認められない自らの文学に、苦悩し、苦労しながらも、いつでも根性で果敢に現実に立ち向かった女性でした。  そんな彼女の詩「蒼馬を見たり」という詩には、「心の底で燃える青い炎のような、女性の静かな怒り」と、それを純粋に感じとる清らかさを感じました…。 そして、彼女がたくましく生きる中でも、「父や母や古里の蒼馬」という唯一自分を許してくれた存在を思う、繊細さを作品に垣間見ました。