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桜色の創作手帖

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私自身の創作活動についてのあれこれ、ふと思い浮かんだフレーズや、詩、短歌などを書き留めていくマガジンです。 カラーコードに嵌められた「桜色」だけでなく、皆さんの思い出の中にある桜…
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#書くこと

【2024年1月末頃 配信予定】『春を呼ぶ少女』(「童話コンテスト」大賞受賞作)

こんにちは。桜小路いをりです。 今日の記事は、嬉しいご報告になります。 以前、この記事でご紹介した、幻冬舎ルネッサンス「童話コンテスト」で大賞をいただいた作品『春を呼ぶ少女』。 校正も無事に終わり、微調整も完了し、本文がようやく完成しました。 2024年1月の末頃には、電子書籍として配信される予定です!  「桜小路の作品楽しみにしてるよ」という方がいらっしゃいましたら、カレンダーの端っこにでもメモしていただければ幸いです。飛んで喜びます。 大賞のご連絡をいただいた

文章は、もっともっと「個人的」でいい。

こんにちは。桜小路いをりです。 最近、記事のダッシュボードを見ていて、疑惑が確信に変わったことがありました。 やっぱり、日記系の記事のほうが、読み手さんからの反応が高い、と。 だからと言ってnoteで書くことの幅を狭める予定はないのですが、「もっと個人的なことをたくさん発信してもいいのかな」と思うようになりました。なんと、note歴3年目にして。 つい客観的なことにばかり目が向いてしまって、「客観性」を重視してばかりになるけれど。 そして、「客観性」がもてはやされる

語彙力はなくてもいい。でも、あると書く時間が楽しくなる。

こんにちは。桜小路いをりです。 今日は、久しぶりに「書くこと」についての記事。 中でも、「語彙力」について綴っていきます。 個人的には、「語彙力」って、なくちゃいけないものでも、物凄く重視しなきゃいけないものでもないと考えています。 私自身も、数少ない語彙を比喩表現で組み合わせてみたり、類義語を検索したりしながら、バリエーションを出しているタイプです。(もっと頑張っていきたい所存) それでも、「この感情を表す言葉が見つからない……!」ということは、以前に比べてあまり起

ドキッとする「体言止め」/YOASOBI「アイドル」から紐解くテクニック

こんにちは。桜小路いをりです。 今日は、私なりの文章のテクニック、「体言止め」の扱いのお話です。 ひよっこの私が畏れ多いのでは……という一抹の不安はありますが、メガヒットのYOASOBIの「アイドル」の力も借りて、ご紹介していこうと思います。 ぜひ最後までお付き合いください。 YOASOBI「アイドル」と「体言止め」 文末を名詞で締める「体言止め」。(この一文がまさしく「体言止め」ですが。) 私は、「体言止め」って、すごく読み手をドキッとさせる表現の仕方だなと思い

私は、「私」を救う言葉を綴る。

こんにちは。桜小路いをりです。 「言葉で誰かの心を救えたら」と思うことがあります。 それは、たとえば私が何気なく綴ったエッセイでも、ひとつひとつの言葉を丹念に練り込んだ小説でも、短歌でも俳句でも、何でもよくて。 ただ、その言葉に触れた誰かが、「明日も頑張ろう」とか「今だけは、泣いてもいいかな」と思ってくれたら。 私の言葉に触れている時間が、心をゆるめて、その人らしくいられるものになったら。 そんなふうに、思うことがあります。 でも、「どんな言葉なら誰かを救うことが

「承認欲求」をゆるめて発信する、私の書き方。

こんにちは。桜小路いをりです。 今、カフェでアイスココアを飲みながら、この記事を書いています。 さっきまで古典の本を読んでいたのですが、ちょっと思いついたことがあったので、休憩がてら。 思いついたこと、それは、「承認欲求」についてです。 「承認欲求」、私自身は、そこまで強くない、と思っています。 というより、あえて強くならないようにセーブしている、という感じ。 noteも数日に1回ほど更新しているくらいなので、全くないわけではないんじゃないかな、と思いつつ、「認め

20220702 #創作のメモ帳

ふわふわのフェルトを、チクチク刺して作る羊毛フェルトのマスコット。 あれは、言葉を紡ぐことに似ている。 ふわふわした、自分でもよく分かっていない想いを、ちまちまと形にしていく、あの感じに。 言葉を紡ぐのは、ちくりと痛いこともあるし、なかなか思うようにいかなくて、立ち止まることもある。 でも、出来上がった言葉は、柔らかい風合いの素敵なマスコットになるはずだから。 その些細な痛みなんて、これっぽっちもつらくない。

20220406 #創作のメモ帳

“筆”に“執”着する と書いて 「執筆」 “筆”への“執”念 と書いて 「執筆」 “筆”に固“執”する と書いて 「執筆」