ラジオと読書日記#6 「アニミズムらへんの色々」|10/13〜10/15
10/13
今日のアニミズム、読了。当たり前のように、意味がわからなかった。感想を人に説明できないレベルで、意味がわからなかった。なのに、面白いと思った。大学院生の頃、サピエンス全史を貪るように読んだ時並に、意味がわからないまま、「でもきっとこの筆者的なロジックは通っているんだ」という絶大な信頼のもと、文字だけなぞって、ところどころに意味のわかる一文を見つけて悦に浸る遊びのような読み方だった・・笑
後者の部分については、牛肉と馬鈴薯で、国木田独歩が似たようなことを言っていた。
現実主義的な考えを牛肉に、理想主義的な考えを馬鈴薯にたとえて議論する場面。国木田はそのどちらでもなく、ただ現象に驚いていたいと。「純粋な人だなぁ」と思った記憶がある。「自分の感覚を無視せず生きたいってことなのかな?」と。これは、今考えると、めちゃくちゃアニミズム的なんじゃないか。
(牛肉と馬鈴薯のGoogleサジェストに、「牛肉と馬鈴薯 分析」と出てきた。分析結果が気になる文学とか、魅力的すぎないか。)上位表示されていた、立命館大学元教授の芦谷信和さん著、『濁歩の「牛肉と馬鈴薯」l特に「驚異」について』でも、同じようなことが書かれている。
くはぁ、アニミズムっぽ!!!!!!!!
10/14
『濁歩の「牛肉と馬鈴薯」l特に「驚異」について』を読み進めると、国木田独歩について、初見の情報がたくさん出てきた。
ネトフリの「悪魔の計略〜デビルズ・プラン〜」で、ハ・ソクジンが格好良かったのとリンク。現実主義的に論理・功利を追い求めつつも、裏っ側にある理想が見え隠れする粋さというか・・。リアリストっぽいのにロマンチックな人的な・・・。かっこよ
自然・宗教が浪漫を呼び覚ます、っていうのは、なんとも怪しげな感じだけれども、「驚異心」をちゃんと捉えようよ〜って言っているのは、示唆ありそうだな〜と・・。
昨日書いたこれ。
・・・言ってること一緒じゃないか?
理想を掲げる余裕などなく嘲笑され、現実的に生きなければならなかった国木田の時代を想うと、国木田独歩が令和に生きていたら、どんなことをするのかな〜って、ちょびっとワクワクするんだけどなぁ。きっと、郊外でリモートワークをして、文学に触れながら、事業ぶんぶん回してるんじゃないかなぁ。メディア界隈の事業かなぁ。意外とここは当時と変わらず、印刷事業の周りをうろちょろしてるのかもしれん。
10/15
さすがに物価、上がりすぎじゃね?とずっと思っており、なんでこんなことになっているのか、最低限の知識は欲しいなーーという気持ち。経済の勉強はしんどいけど、野村高文さんが音声プロデューサーをしてくれているラジオなら、面白く・サクッと・要点をついて・わかりやすく聴けるので、習慣化してる。だからってビジネスをどうこう!!!みたいな意識はあまりないけれど、趣味的に真面目な話を聞き続けられるので、編集がすごい。(これまで、浮世離れしたネタが多かったので、こういうラジオでバランス調整・・中和・・)
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