東京マラソン2021の振り返り

東京マラソンからもう少しで1週間です。
今回の大目標は、サブスリー、所謂3時間切りです。
これまでのベストタイムが3時間23分台ですから、ものすごいジャンプアップとなるわけです。ふつうは急に20分も縮められないのですから。
しかも、年齢も若くはないわけです。
こんな中、おととし、新型コロナ禍となり、イベントが中止。東京マラソンも例外でなかったです。開催のおよそ2週間前に中止となりました。
まぁ、コロナはすぐに収まるんでしょと思ったら、2年待たされるとは。。。

なお、この時に中止になった権利は2023年に持ち越し。では東京マラソン2021に出られたのは何なんだよということなんですが、東京マラソンのオフラインイベントで当選したものであります。なので、幸運ですよね。
でも、先日走ったものも、もともとは昨秋に行われるはずだったもので、それがところどころわかりました。だって、メダルとか測定チップとか昨年の日程が印字されていたもの。。。

今回の開催についても、冷静に考えるとよくやってくれたなと思います。新型コロナのオミクロン株がそれこそ猛威を振るって、やるという決断よりやらない方が無難ですもんね。
この開催というのが、ほかのイベントや行事をやっても大丈夫なんだよという一つの印となってくれればいいんですが。

さて、レースの振り返りを忘れないうちに。
本当ならば、そのプロセスも書いた方がいいんでしょうが、それは後日。

今回、まぁ、面倒だなと思ったのが、基本的に列に並ぶ前に体調管理アプリを係員に見せる、そのアプリというのがスマートフォンにあるので、スマートフォンをもって走りなさいと。。。これについては、走るまでにその臨場感をTwitterなどでお知らせできる反面、あれをもってフルマラソンはできないなと。
また、号砲が9時10分として、少なくとも30分前までには整列することが必要。そして、3月初旬の朝ということで、寒さしのぎが必要です。当日は「競技者」としての心がありましたので、走るときはランニングなので、スタート直前までの間は長袖である必要があるだろうなと。ここについては、工夫はしました。来年はこんなのないといいですね。

いよいよスタートとなり、招待選手など紹介されます。2月中旬に東京オリンピックのマラソンの金メダリストのキプチョゲ選手が来ると聞いて胸が高まったのですが、本当に来てくれて流石日本一のレースだなと思いました。そしてコースの特徴から世界記録も行けるのでは?と真剣に思っていました。なので、レースの格も上がりましたね。日本記録保持者の鈴木健吾選手も参加したし。

そしてスタート。紙吹雪が舞い、あぁ、復活したなぁと感激をしました。

大きな大会で悩まされるのは、スタート直後の渋滞です。ある程度行くと、同レベルのランナーとの走りになるので渋滞というのはないのですが、スタート辺りだと、明らかに同レベルにも達しないランナーがチラホラいるんです。スタートの整列が自己申告タイムによるものでしょうから、下駄をはく人がいるのです。スタートしたら、体系やその走りから「お前…」という人が複数いるのです。

なので、最初の5キロは我慢の5キロ。とも言い切れず、スピードを落としすぎず、かつコースについては下見をしたので、力の入れどころなどシミュレーションの通りレースを進めました。

東京マラソンのコースなんですが、最初の方に下りがあるので、それを利用し、スピードに乗ることが自分は大切と思いました。たいていは下りで調子に乗りすぎるなというのがあるんですが、自分はこれをうまく利用しようと。

ただ、走っていると自分のGPSウォッチと走路の表示が200メートルくらい違っているのです。さすがに違いすぎるのでえっ?とはなりましたが。。。レース後、いろいろなSNSの投稿を見ると、正確に近いのは一つもなかったようです。多分、ビルの建物の影響なのでしょう。次回からはそれに惑わされないよう注意しないと。

レース前に、このあたりはこの時刻で通過するというシミュレーションを作ったのですが、前半は4分5秒ペースで行けるところまで行くというものでした。概ねその通り、いやそれ以上のものは出せていたと思います。それまでの体の調子や自分の能力からして、それで行くべきということで考えたものです。

理論的には3時間でフルマラソンを走り切るには4分15秒を刻んでいけばいいのですが、コースの高低差を考えたりした場合には、それより早く走る意識が必要ではあると思います。

今回から御徒町での折り返しがあるのですが、その折り返しを除いては、直線に近いのでそんなに走りづらいということはないと思います。

あ、思い出した。御徒町近くで給水があるのですが、ポカリスエットとか顔面シャワーしてしまう感じになり、、、そう考えるとエリートランナーのスペシャルドリンクは自分で吸い上げるやつなので、いいですよね。

走りながら、観客がいるというのは楽しいなと感じました。よく、声援が力になりましたというコメントを聞きますが、声援を受ける立場になるとよくわかります。
良し悪しは置いておいて、多くの方は拍手で応援。それもありがたいのですが、やはり声ですよね。うん。そんなこんなで、沿道付近の知り合いとか、そのほかの知り合いとかには先ほどの通過予想時刻を教えていたので、この辺にいる予定だよというのを聞いて、その時は特に沿道を注意しました。けど、今回は風景を楽しむ余裕はなかったですね。とにかく自分の目標通りにレースを進められているかどうか。そればかりに気を取られていて、浅草雷門のところでは、本当ならば、正面に東京スカイツリーを見ることができるのですが、レースでは記憶にないなぁ。

そして、両国橋辺りで先頭集団とすれ違いました!前回は通り過ぎていたので、それだけ自分がスピードアップしたということでしょう。

両国を過ぎてほどなくハーフ。このあたりで、腰に据えましたジェルを補給しようとしたら、なかなかうまく取り出せず、また、それをもとに戻すのに四苦八苦しました。このあたりは次回の課題だな。当初のプランだと二回ジェル補給を考えていたのですが、補給に四苦八苦したので、もう一回は腹を決めてもういいやというものになったので。これをうまくできていたら、もう少しスタミナが継続できてのかもというところが悔いが残るところです。

さて、覚悟は決めていたのですが、両国から門前仲町辺りまでは、細やかなアップダウンがあるんですが、これが実につらいところ。つまり我慢のしどころですね。途中にサロンパスステーションみたいのがあったのですが、自分の走っているときには誰も立ち寄らず。後日YouTubeで見たらかなり繁盛していたので。立ち寄らずと言えば、エイドも取らなかったなぁ。ゼリー状のものだけは確保してもよかったかも。水分として。ケチだから、そういうのももらわないと勿体ないじゃん精神です笑

二度目の両国橋。ここで28キロ。直前の上り坂も、まぁきついなと。ここから浅草橋に戻りますが、この辺はもともとの勤務地だったので、だれかいないかなーと思ったら、ビタ一人おりませんでした笑

日本橋駅を曲がり、銀座周辺まで直線。ちらりと右を見たら、東京駅。なんだ風景を見ているじゃんと思うかもですが、じゃ、高島屋とか、普段走れないところを走っていじゃんみたいな気持ちの余裕はありませんでした。試走の時は、やはり東京マラソンはいいコースだよなーなんて思っていたんですが。そう考えると風景も楽しみたいとなると、一度試走するといいかもですね。

日比谷交差点まで来ると先も見えてくるところなんですが、すでにゴールを目指している選手を見ると、ちょっと心が折れそうになるんですよね。まだまだゴールまで長いなと。ただ、今回については、一度試走をしていることと、案外田町までは近く感じました。

田町折り返し付近では肉親が見ていてくれるはずで、キョロキョロ探したんですが、いない。。。手を挙げたのですが、ただのそっくりさん。

40キロ付近で、スワローズの応援で知り合った方が、最後の気合を入れてくれて、再び日比谷へ。
華やかな街並みを走っているのですが、、案外長くて、そして、たぶん風があったのだと思います。追い風ならば気持ちいいんですけど、向かい風だったかな。大切な方が見ていてくれて、ラストスパートがかけられれば良かったのですが、まだそこまでには至っていない。このあたりが次回の課題です。

あと、37キロくらいで、これは目標のサブスリーは確実と思ったら、少し気が抜けてしまったんでしょうね。最低五分ペースでもいいかなと。ここで55分切りを強く意識したら、もっと出し切れたのかもしれません。あとは、声援で「まだまだいける、絞れ!」とか言われたら。

と終わってみるとグロスタイムで2時間57分ちょい、ネットタイムでも2時間56分30秒以内と練習の成果が出たと言えるでしょう。

ゴールインは当然決めていたポーズ。
一礼をしてももう一度ゴールゲートのタイムを見て、3時間経過していないのを確認し、あぁ、やったよと一人で感激しました。ただ、その場でチョロチョロできず、さっとと前に行ってーということでしたので、前に行きまして、手洗い等をして、記念品を受け取るまでの間に、改めてジーンとして汗と涙が混じったのでした。

今回の東京マラソンについては、レースプランの通りに進められたのと、なにもかもうまくいったという感じがします。そのためには人の協力も必要でしたし、声援も必要でした。

継続は力なりとはよく言いますが、どの分野でも通用しますし、頭を使う必要もあります。

私などに三時間切りを先にやられて悔しい方も多数いるとは思いますが、あいつに負けるな精神で。

また、書く機会がありましたら、そこへのプロセスも備忘録として残しておこうと思います。

長々と失礼しました。

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