猿でも分かる? USTとLUNA(TERRA)の騒動

たったの1週間で颯爽と仮想通貨界隈に名前が知れ渡り、何の通貨かよく分からないまま「無価値になった!」と大騒ぎになった、USTとLUNA(TERRA)の騒動を猿でも分かる様に、徹底的に噛み砕いて説明します。
猿でも分かるシリーズの第2弾!

<登場する仮想通貨>


UST・・・1USTが1ドルになる様に頑張る!と宣言している仮想通貨

LUNA・・・1USTを1ドルにするために必要な仮想通貨

<1USTを1ドルに安定させるための仕組み>


「1USTが1ドルより安い場合(例、1UST=0.9ドルの時など)」

TERRA(と言う名前の会社)がLUNAと言う仮想通貨を発行しまくる。
 ↓
LUNAを市場で売ってドルを手に入れる。
 ↓
手に入れたドルでUSTをいっぱい買う。
 ↓
いっぱい買うとUSTの売り手が少なくなってくるので、USTの値段が上がってくる。
 ↓
1USTの価格が1ドルになる。

「1USTが1ドルより高い場合(例、1UST=1.1ドルの時など)」

TERRA(と言う名前の会社)がUSTを市場で売りまくってドルを手に入れる。
 ↓
USTを売りまくるとUSTの買い手が少なくなってくるので、USTの値段が下がってくる。
 ↓
1USTの価格が1ドルになる。
 ↓
手に入れたドルで市場のLUNAを手に入れる。
 ↓
手に入れたLUNAは元々自分(TERRA社)が発行したものなので捨ててしまう。

※つまり何があってもUSTの価格はドルと連動する(はずだった!)


<ここでポイント、LUNAの価値ってどうなの?>

沢山発行すると値段が下がってくるけど、沢山捨てると値段が上がってくる。
希少価値がある奴は高いけど、沢山流通する物は安いって言う原理だよ。

<一体何が起こったのか?>

凄く単純で、数名の大口のUST保持者が「瞬間的に大量にUSTを売りまくった」のがキッカケです。
その結果は、、、?

USTの価格が1ドルより(大幅に)安くなる。
 ↓
前述したようにLUNAを発行しまくってUSTの価格を上げようとした。
 ↓
ところが、、、あまりにも急激にUSTの価格が下がりすぎたので、中々USTの価格が1ドルに戻らなかった。(ちょっと時間が掛かりすぎた)
 ↓
市場の反応、、、あれ? USTって実はドル連動【出来ないんじゃね???】
 ↓
やべーよ、やべーよ、USTゴミじゃん! 早く捨てよう!
 ↓
どんどんUSTの値段が下がる。
 ↓
ドルを手に入れるためにLUNA発行しまくってドンドンLUNAの値段もさがってしまう。
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やべーよ、やべーよ、LUNA暴落してんじゃん! LUNAがゴミになる前に売っておこう!
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LUNAをどんだけ発行してもドルはチョットしか手に入んないじゃん!
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ドルチョットしかないから、USTの価格チョットしか上がらない、、、どころか逃げていく保持者が多くて、価格下落止まんないじゃん!
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もっと沢山LUNA売ってUST買わなきゃ・・・
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やっぱりいつまで経ってもUSTの価格戻らないじゃん! やべーよ!
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無限ループ突入!!!
 ↓
 ↓
 ↓
UST暴落、、、LUNA暴落、、、総額数兆円の価値が有った二つの通貨は、たったの数日で電子ゴミ(マイナス99.99%)にまでになりましたとさ・・・

界隈では、この状態をデススパイラルと言う。。。
まさに死への連鎖・・・

以上が、USTとLUNAの騒動でした。

注)猿でも分かる様に、徹底的に噛み砕いているので、細かいツッコミは一切お断りですw



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