仮想通貨自動売買botを作ろうシリーズ_11---パッケージをインストールしよう---

※以降は全て、windows10を前提にお話しています。
※不明な所は、都度ググって確かめる癖をつけておきましょう。
※読んでみて価値が無いと思われた方は、「返金申請」をしてください。

前号はこちら


<最初で最後のpipのバージョンアップしよう>

今から行う事は、「python自体をバージョンアップしない限り、『2度としてはいけない』作業」だと思ってください。
どんなにシステムから「アプデしろと督促されても」です。
いかにも恐ろしい事を始めようとしていますね。

いったい何をするのかと言うと、タイトルにある通り「pipと言うのをバージョンアップするだけ」です。
ここで普通の人は、「アプリのアプデなんてして当たり前、常に最新にしておかないと」って思ってしまうわけです。
ところがこれは、実はpython使いにとっては結構「常識」なんですが、「一度でも環境構築を始めた後は、pipのアプデはしてはいけない」んです。

そもそも「pip」が何かと言うと、「pythonの標準オプションで付いて来ていないその他のパッケージをインストールするためのアプリ」みたいな物です。
身近な例でいくと、AppleStoreや、GooglePlayStoreのアプリみたいなものです。

pythonには、外部パッケージをインストールする手段としては、今回の「pip」と「conda」ってのがあるんですが、基本的には、「pipのみで9割がたは大丈夫」なんで、とにかくpipを覚えてください。

そのpipをなぜ2度とアプデしてはいけないかと言うと、「せっかく今まで構築してきたpythonの環境が壊れまくる」んです。
pipをアプデした為にpythonのプログラムが動かなくなったとかは、日常茶飯事なんです。
ですので、「環境構築前に」最新のpipを入れた後は、2度と「pipのアプデはしてはいけない」と思っておいて間違いないです。

前置きが長くなりましたね。

それでは、「最初で最後」のpipのアプデをしておきましょう。
コマンドプロンプトで下記のコマンドを打つだけです。

ただし、コマンドプロンプトは「管理者権限で起動」してください。
アプリのインストールなどは、管理者権限でないと失敗する事が多くなります。
管理者権限のコマンドプロンプトに関しては、ご自身でググってみてください。
ヒントとしては、「windowsボタン → windowsシステムツール → コマンドプロンプトのアイコンを右クリック → その他 → 管理者として実行」とするだけです。
って、答え書いちゃってますね。
今まではキーボードのショートカットで起動していましたが、GUIメニューから起動する方法を記載してみました。
これ以上の詳しい説明は、「個々の環境の話」になりますので、ここではやめておきます。

話を戻して、下記のコマンドを打ってください。

「c:\bot>pip install --upgrade pip」

これだけです。
このpip自体のアプデも、数々の親切な無料ブログなどがありますので、最初のAnacondaのインストール時と同様に、ご自身でググって完了させてみてください。
と言っても、通常は上記のコマンドを入れるだけで大丈夫です。
失敗するとしたら、コマンドプロンプトが管理者権限になっていない時ぐらいです。

上記のコマンドの説明をしておきます。
何かのパッケージをインストールする時は、「pip install ほにゃらら」と打つんです。
今回は、pip自身をインストールというかアプデするので、アプデコマンドを付けて「pipを指定」しています。

「pip」 → 外部パッケージをインストールするためのアプリ


以降の有料部分に書かれているのは、
<pipでどんな事ができるのか>
<bitFlyerにアクセスするためのパッケージをインストールしてみよう>


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