仮想通貨自動売買botを作ろうシリーズ_09---変数を理解しよう---

※以降は全て、windows10を前提にお話しています。
※不明な所は、都度ググって確かめる癖をつけておきましょう。
※読んでみて価値が無いと思われた方は、「返金申請」をしてください。

前号はこちら


<変数には名前付けのルールがある>

前回までに毎回の様に登場している変数ですが、その名前の付け方にはルールがいくつかあります。
名前付けのルールさえ守れば、自由に変数の名前を付ける事ができます。
「ltp」とか「price」とかの、自分で分かりやすい名前の方が、「aaaa」とかよりはるかにプログラムが分かりやすくなりますよね。

まずは、「絶対に守らないといけない」ルールから。
・最初の文字に、数字はダメ。
・マイナス記号などの四則演算で使う記号は、計算式と間違えるからダメ。記号で使えるのは「_(アンダースコア)」だけだと思いましょう。
・スペースは使えない。
・特別な意味を持つ言葉は使えない。

次に、「守っておいた方が良い」ルール。
・日本語などの全角文字はダメ
・最初の文字は、英字の小文字が基本。
・文字区切りでスペース的な使い方とかハイフォン的な文字を使いたい時は、「_(アンダースコア)」を使う。
・例えば既に「先客が居る」変数は使うとバグの元なので使わない方が良い。

そういえば、「_(アンダースコア)」の呼び方を「アンダーバー」と呼ぶ人が結構居るんですが、読み方が間違えており、プログラムの素人に見られがちなので、これを機会に「アンダースコア」と覚えましょう。
せっかくなんで、これからはプログラマーらしくいきましょう。

それでは、順番に例をあげていきます。

・最初の文字に、数字はダメ。
「aaaa」 → OK
「12gatsu」 → NG
「hour24」 → OK
「24hour」 → NG

・マイナス記号などの四則演算で使う記号は、計算式と間違えるからダメ。記号で使えるのは「_(アンダースコア)」だけだと思いましょう。
「hour_24」 → OK
「hour-24」 → NG
「a_plus_1」 → OK
「a+1」 → NG

・スペースは使えない。
「last_data」 → OK
「last data」 → NG

・特別な意味を持つ言葉は使えない。
「non_data」 → OK
「None」 → NG、実はシステムの予約語なので使えない
「True」 → NG、何度も登場している通り、システムの予約語なので使えない

システムの予約語は他にもたくさんありますので、これを機会に「ご自身で」調べてみてはいかがでしょうか。
ここまでが、絶対に守らないといけない基本ルールでした。

続いては、守った方が良いルール。

・日本語などの全角文字はダメ
「hensuu」 → OK
「変数」 → NGでは実はないんだけど、最新バージョンじゃないと動かないとかの制約が多いので、実質的に全角文字は使用しない方が良い。

・最初の文字は、英字の小文字が基本。
「lastdata」 → OK
「Lastdata」 → NGでは無いけど使わない方が良い(理由は別の機会に)

・文字区切りでスペース的な使い方とかハイフォン的な文字を使いたい時は、「_(アンダースコア)」を使う。
「before_data」 → OK
「beforedata」 → NGではないけど、単語の区切りが無くて分かりにくいよね

・例えば既に「先客が居る」変数は使うとバグの元なので使わない方が良い。
「min_data」 → OK
「min」 → NGでは無いけど、実は「min」って言うのはpythonの標準命令で使用しているので使うとバグの元
「len」 → NGでは無いけど、実は「len」って言うのはpythonの標準命令で使用しているので使うとバグの元

ここでワンポイント。
変数に使用される文字は、「大文字と小文字は別物として扱われます」ので、変数設定時には注意が必要です。
逆に言うと、同じ文字でも大文字と小文字で書き分ける事で、別の変数として使用する事も可能ではありますが、間違いなくバグの元なのでやめた方が良いです。


以降の有料部分に書かれているのは、
<変数の命名には派閥が二つある!?>
<一つの変数に複数の変数を入れる>


※※※無料※※※

ここから先は

2,418字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?