新劇場版エヴァンゲリヲン:破からQまでの考察

※注:考察するにあたって。

今回は新劇場版エヴァンゲリヲン:破から:Qまでの空白の14年間に起こったであろう出来事を考察する。これはYouTubeや考察サイトを参考としており、中には自分の妄想に近い物も存在する。またこれはあくまで個人の考察なので当然食い違いや不自然な物もあるので、そのあたりは大目に見てほしい。

〇考察における大前提

1、ロンギヌスとカシウスは同じ物。神のエネルギーを抽出する物であり、エネルギーがない状態をロンギヌス、満充電をカシウスとする。ロンギヌス状態のときに神エネルギーを吸い上げ、カシウス状態のときに排出する。また、満充電状態でも神の活動を封じる事は可能である。

2、仮面の形状より、月にいるマーク6の建造元はリリスで、ジオフロント地下の磔巨人がアダムである。セカンドインパクトはリリスと人(恐らくカヲルシリーズ)の遺伝子が融合した事で神化が失敗した影響である。

3、アダムの生命の実とリリスの知恵の実が融合すると神になれる(インパクトという反応が発生する。)

4、リリスの目的はアダムの生命の実を取り込んで神になること。

5、ゼーレの人類補完計画はサードインパクトを起こし、魂だけとなった人間をガフの部屋に還し肉体を捨て完全な1つの存在とすること。

6、マーク6はセカンドインパクトの影響で月まで飛ばされたリリスから頭に刺さっていたロンギヌスを抜き、傷んだ表皮を剥がしてエヴァ化したもの。また剥がされた表皮はマーク9の材料となった。

〇新劇場版エヴァンゲリヲン:破

カヲルが月からカシウスの槍を投げ、サードインパクトをニアサードインパクトに抑え込む。

マーク6が月から回収される

ゼーレはNERV職員を全員解任。事実上のNERV解体。

ニアサードインパクトが起きNERVに不信感を抱いた国連はミサトら元NERV職員に対し聴取を実施しかし重要人物である冬月とゲンドウが雲隠れしているので国連はゼーレによる隠蔽工作を疑う。

ゼーレはカヲルをトップに新たなゼーレNERVを再編。神化初号機の生命創造エネルギーを利用しネーメジスシリーズを生産。第三新東京市を無人化し生産ラインとするため工事を行う。

この時、神化初号機から碇シンジだけでなく、碇ユイ、綾波レイがサルベージされた可能性がある。これはWILLEの設備では碇シンジのサルベージが難しい事や、できたとして綾波レイや碇ユイもサルベージすることが可能なはずなのに出来なかった事が理由である。碇ユイがサルベージされていたと仮定すると初号機と碇シンジの初号機とのシンクロ率が0%である説明となる。碇ユイの所在は不明だが、綾波レイはQで登場したL.C.L内の綾波シリーズだと考えられる。また目覚めなかった碇シンジは生存の為神化初号機のエントリープラグ内に保存された。

また、どのタイミングかは定かではないが神化初号機は安全な宇宙に打ち上げられる。衛生軌道上の人工衛星が移動している事実から神化初号機のエネルギーをそのまま流用した大量殺戮兵器として使用された可能性もある。恐らくこれがWILLEがシンジに課した罪である。

これらのゼーレNERVの活動を決定的な隠蔽工作だと判断した国連軍はセントラルドグマに総攻撃を開始。NERV側のネーメジスシリーズと激しい戦闘を繰り広げる。また新劇場版エヴァンゲリヲン:Qのカットからエヴァンゲリヲン量産型が戦線投入された可能性もある。その場合プラグ内の綾波シリーズは14歳の初期型、更に幼い中期型、頭のみの後期型と合理化を重ねたのだろう。これはQの冬月とシンジの将棋の場面の背景からの考察。

戦況が膠着したNERVはダミープラグでマーク6を起動。素体であるリリスと磔巨人であるアダムを融合させサードインパクトを起こし、大量殺戮兵器として利用する。

サードインパクトにより国連軍は蒸発する。この時の範囲は定かではないが残された人類の半数以上も蒸発した可能性がある。

ところが神化したリリスはガフの扉を開かず、蒸発させたリリンの魂を使いインフィニティ達を作り始める。インフィニティを創り出した理由としては子孫を残すという生物共通の本能に基づいた行動である。また、この前後で地球の表面はコア化した。

また、この前後で黒き月の外殻(月)が起動。月に大気と海が形成される。これは第一始祖民族が計画した惑星間移動において、生命が生存可能な惑星が見つかる確率は低いため宇宙船の外殻自体が惑星として機能するように設定された為であると考えられる。

リリスがゼーレを裏切った理由は3つ。まずガフの扉を開くのには莫大なエネルギーを必要とするため、神といえど限界のあるエネルギーを無駄にしたくなかったこと。次にリリスからすれば自らのしもべであるリリンにアダムを発見し引き渡すように「命令」したのであり、「契約」したのではない。また神化したリリス(以後神リリス)にとってゼーレや人間などミジンコや乳酸菌に等しく、裏切るという概念すら存在しなかったのかもしれない。

兎に角裏切られたゼーレは激怒。ヴンダーのシステムの名称が「神殺し」であることからもその激怒具合は明らかである。

ゼーレはマーク9を起動しロンギヌスの槍で神リリスを貫き、神リリスを沈黙させる。

またダミープラグでマーク6を起動。神リリスの首元に生えてきたマーク6は手近にあった磔巨人の槍を使用し神リリスの首を切断、頭上に投げ上げる。磔巨人の槍はアダムのエネルギーを吸収していた為カシウスの槍化する。マーク9がそれをキャッチし発令所に投げ込む。間髪入れずに発令所をヴンダー同様の原理で空中高くに持ち上げ、神リリスに対し最後の交渉とする。

旧劇場版のリリスと量産機より親機の状態は端末に影響するためインフィニティ達の頭が全て落ちる。落ちた頭は即座に白骨化。神リリスの周りに頭蓋骨の丘が形成される。

神リリスはインフィニティ達に頭の奪還を命令。発令所までのインフィニティ達の塔が形成される。

この時魂の欠乏に飢えた1部のインフィニティは小さいながらも魂を持つリリンに目を向けリリスの命令を無視して捕食を開始。しかし魂の器である頭を失っているので満たされることなどなく無限に殺戮を繰り返す。神リリス自身も頭を失っているため全てのインフィニティを操ることは出来なかったのだろう。

国連はインフィニティ達の迎撃を開始。魂の器を失い不安定なインフィニティは通常兵器で撃破可能であった。殲滅されたインフィニティは超高濃度のL.C.Lの柱となる。しかし、インフィニティを殲滅する間に各国は甚大すぎる被害を受け、ごく少数を残し人類は全滅した。

これ以上の交渉は不可能と判断したゼーレはダミープラグを操作。磔巨人の槍でマーク6ごとリリスを貫きこれを封印。封印される直前ゼーレからの報復を恐れたリリスは周囲に結界を張る。親機であるリリスとの接続が切れたインフィニティ達は活動を停止しコア化した。

その後カシウスの槍化した磔巨人の槍は蓄積したエネルギーを漏電に近い形で放出し続け、ロンギヌスの槍へと形態変化を遂げる。

ゼーレNERVはリリスの骸から肉片を回収。エヴァンゲリヲン13号機の材料とする。

事態を重くみた国連はNERVに対抗する組織として元NERVスタッフを中心にWILLEを組織。また新劇場版エヴァンゲリオン:Qより、WILLEの本部は月に存在する。

WILLEはNERVから2号機と建造されていた8号機を強奪する。

WILLEの第一目標として主力母艦ヴンダーの主機となる予定であり、現在大気圏外から神エネルギーを利用した殺戮兵器と化している初号機の迅速な回収がある。

〇新劇場版エヴァンゲリヲン:Qへ

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