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クラニオバイオを学び始めて、はや1年

ちょうど1年くらい前から、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスというボディーワークを学び始めました。大卒から29年もサラリーマンだけをしている自分がなぜ?と、いま振り返っても不思議ではあります。

きっかけは過去記事を参照いただくとして、この学びを通じてどんな気付きが得られたのか、コースの約半分(6/10)を終えた今、まとめておこうと思います。この気付きや知覚感覚は本当に人それぞれだと思うので、ここに残すものは僕が主観的に感じたこと、気付いたこと、になります。

どうやって書いたらいいかな?と考えながら、用語解説とかを書きかけて、やっぱ切り口を変えよう、とか迷いながら3週間もこの書きかけのnoteを放置してしまいました。そして、各moduleや練習会でアシスタントとしてサポートして頂いているしーちゃん(すずきしのぶさん)の出演したyoutubeを復習しました。

そしたら、初めてこのyoutubeを見た時に比べて「あー、これ分かる」とか共感ポイントがいくつもあって、クラニオバイオのワークについての知識と経験が深まってきているのかな?と実感できました。

前置きが長くなりましたが、自分の現在と過去の知覚について。
クラニオバイオのトレーニング中、あみだでパートナーを決めて交換セッションをするのですが、例えばあるワークで、施術用ベッドに仰向けになったパートナーの仙骨の下に手のひらを当ててモーション(筋膜、液、骨の動き)を知覚します。

module1の時は、「なにそれ???」というハテナマークが消えることはなく、ともかくやってみましょう、ということでパートナーの仙骨に手を当てました。座学で、足先から頭部に上昇しながら横方向に拡張していくモーションと、頭部から足先に下降しながら横方向に収縮していく2種類のモーションがある事を学んでいました。仙骨の下の手のひらは結構圧迫されていて、自分の手の脈動はドクドクと感じます。でも上記のモーションは待てども待てども感じません。それが何なのかも分からないから、待つしかありません。モーションを感じたくて、どうしても手のひらに意識が集中してしまうのだけど、パートナーは敏感にそれを不快感として察知します。そして、意識を手のひらではなく、自分の後方2m位のところに持って行ったりします。時間切れになりそうになった時、手のひらが仙骨に吸い込まれていくような感覚、しばらくして押し出されるような感覚を感じました。これかな?とは思ったけど、自分の知覚に自信が持てず、疑心暗鬼は拭えず。これがmodule1の自分の知覚。

そして現在module6でパートナーの仙骨に触れた時の知覚。
触れる前のルーティーンをして、仙骨に手のひらを当てる。手のひらを脱力して、パートナーの仙骨上の皮膚に、自分の手のひらの皮膚が同化していくようなイメージを持つ。何も感じない時間があっても、不安にならず、相手と自分の身体のシステムに自信を持つ。そのうちに液質のようなものが触れている付近に集まってきて、それが一定のリズムで頭部方向に上昇し、足先方向に下降していくのを手のひらで感じる。今度は骨が膨張したり、収縮したりする動きを感じる。その骨が手のひらの上で時計回りや反時計回りにぐるぐると動いているんじゃないか?という知覚を感じる(いつでも誰でもではないです)。これは仙骨が、今の最善最適な位置に戻っていこうとする動きなんだろうな、と思う。そのうち、フッとモーションを感じなくなる。パートナーに聞いてみると静かに休まっている感覚だと言う。その静かになった状態からモーションを知覚するまで穏やかに待つ。しばらくすると上下方向のモーションが戻ってくる。

これが1年前と現在の知覚です。
この1年で自分の内面もかなり変化していると思うんだけど、クラニオバイオでの大きな変化として、自分が何となく、かすかに、感じた事でも、クラニオワークをするパートナーと共有できるようになったこと。最初は恥ずかしかったり、自分の感覚に自信が持てなかったり、この感覚を共有する必要ある?と思っていたりで、なかなか話せなかった。でもアシスタントの方たちに促されたりするうちに、ちょっとずつだけど、わずかに感じた何かを共有できるようになった。そしたら、パートナーも同じタイミングで何かを感じている、という事がとっても多いという事が分かってきた。もちろん一緒に学んでいるメンバーへの信頼が高まってきていることも一因だと思うけど、それも含めて嬉しい変化を感じています。

module1の時の記憶は若干あいまいだけど、module6までの学びと実践、練習会(7回くらい?)での経験や家族への実験(2回)を通じて、知覚の向上を実感しています。続けていくなら、学びに終わりはないのだけれど、いつの日か施術した人が健やかになって、喜んでもらえたらいいな、と思っています。

近いうちに、ソマティックエナジェティクスというエネルギーワークの学びについてもまとめていこうと思います。

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