ゲーム実況環境をヘッドセットからイヤホンに変えた話
YouTubeでゲーム実況を始める前、それこそPCでゲームをやり始めた頃からずっとヘッドセット環境だったのですが、今回は長年使い続けてきたヘッドセット環境からイヤホン環境に変えたということでその内容をまとめるnoteです。
実際にイヤホン環境に変えて配信したのがこちら。
◆イヤホン環境に変えたいと思った経緯
オンラインでVCをしながらゲームやミーティングをやる時は「マイクが常に口元にあるお陰で声量の変化が少なく、安定した声をVC相手に届けられるヘッドセット環境がベスト」だと思っていましたが「出かける用事まであと1時間くらいあるからPCでちょっと暇つぶししたいという時にヘッドセットを付けると髪がペタっとなってしまう」…という問題点も抱えていました。
イヤホンでゲーム実況をやるとなると多くの有名ストリーマー達がそうであるように「イヤホン+スタンドマイク」というのが定番ですが、僕のようなレーシングシミュレーターのゲーム実況者はイヤホンで音を聞くというのは実現できるものの、スタンドマイクをアームで使うとなるとWebカメラにマイクが写り込んだり、声を安定的に届けられない可能性があったりするのが原因でなかなか移行に踏み切れない感じでした。
さらに僕の場合は動画編集やるときは机の前に座り、レーシングシミュレーターはコックピットに座るという環境であり、その両方で同じVC環境を使う関係上、スタンドマイクだと座り直すたびに大きくアームを動かしたりする必要があるというのも移行を躊躇う原因の一つでした。
◆イヤホン環境に移行した内容
今回僕がイヤホン環境に移行した内容は以下の通り。
イヤホンは完全に好みなのでどれを使っても良いんですが、Kinera GRAMRとの組み合わせで使用するにはイヤホン側の端子が2ピンまたはMMCXになる必要があります。
※2ピンの場合は2ピンのKinera Gramrを買う必要があります。
例えばSHUREのイヤホンはMMCX端子ですが、僕が買ったSENNHEISER IE100 Proは独自端子なのでMMCXに変換するコネクタを購入しています。
有名なイヤホンなら変換端子がアマゾンで売られていますが、マイナーなものだと売られていなかったりするので注意が必要です。
そしてこれを見つけなければイヤホン環境に移行を進めなかったかもしれないのがLuxafor Mute Buttonというミュートボタンです。
前述の通り、僕は同一PCの中で机で動画編集しながらコックピットでレーシングシミュレーターをやるという関係上、マイクのミュートをどちらの環境でも正確に、ミュート状態が確実に分かる必要がある、2つの環境感を手軽に移動できる必要があるのですが、今回採用したミュートボタンは「ミュート状態がLEDで分かる」「OSレベルでミュートをするのでアプリに左右されない」「小型なので移動が用意」ということから、僕の用途にバッチリ合った感じです。
レーシングシミュレーターでしか使わない人はStream Deckなどを買ってしまうのも良いし、マイクミュートができるアプリで対応しても良いかもしれないんですが、マイクミュートアプリはどうもミュート状態が分かりづらいものが多かったので、この辺りは色々試してみてください。
※僕はステアリングにミュートボタンがアサインできなかったり、ミュート状態が分かりづらかったりで採用しませんでした。
◆イヤホン環境に変えてみての感想
まずは肝心の音の聞こえ方に関してですが、ヘッドホンと違って耳に直接入っているということもあって迫力みたいなものは増したように感じ、これは今回買ったイヤホンがイヤモニという種別になる性能によるものかもしれませんがこれまで使っていたヘッドセットでは聞こえづらかった・聞こえなかった音がハッキリ聞こえるようになり、特にFPSなどでは足音や銃声等が分かりやすくなったと感じました。
※これまでのヘッドホンだと映像の編集をしている時、映像の音とBGMの分離感が悪かったのがハッキリ分離して聞こえる感じになりました。
この辺はレーシングシミュレーターのみをプレイする人にとってはあまりプラスではないかと思いますが、様々なゲームをする人にとってはかなりプラスになるのではないかと思います。
マイク性能に関しては及第点といった感じで、既に配信で使用したアーカイブで音を聞くとちょっと音が回っている?ようなところも見受けられるなといった感じなのと、感度が悪いのか今までのヘッドセットと同じ設定だと声が小さいと言われる(マイクを口元に向けても解決出来そう)感じでした。
現在使っているSound Blaster X3からサウンドデバイスを変えた時にどうなるかも気になるところです。
次にコスト面を書いてみると、イヤホン環境に変えるにあたってのコストはだいたい3万円ちょっとという感じになりましたが、2022年末にヘッドセットが壊れて急遽購入したEPOSのH6 Proにプラス1万円くらいなのでそこまでのコストではないかなと思います。
※イヤホンをこだわる・コネクタの形状がMMCXのものを買うなどでコストが多少下がったり上がったりという感じになります。
デメリットとしては「ヘッドセットに比べて付けたり取ったりが面倒」「イヤホンは耳に直接入れるので痒くなったり痛くなったりする」というのがありますが、今回の環境を手に入れていると、イヤホンは自由に選べる(端子の制約はある)ようになるし、スタンドマイクにしたとしてもミュートのしやすさは完璧だし、髪がペタッとなることを気にせずPCが使えるようになるしということで、今のところはメリットがデメリットを上回っていると思っているので今後はしばらくこの環境でゲーム実況をやっていこうと思います。