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敷居が高いからこそ、iRacingは成立している

今回はその敷居の高さから、なにかと始めづらい原因となっているさまざまなiRacingのマイナス面を「実はマイナス面じゃないよ!」っていう感じで紹介していくnoteです。
さまざまな始めづらさを今回のnoteで解消していただき、まだプレイしたこと無い人がプレイしてみたくなる、そんな後押しができれば良いなと思います。

・月額課金、マシンDLC、コースDLCということ

iRacingをプレイするには月額の課金が必要で、公式ページにおいて「INCLUDE」となっているマシンやコース以外はすべて購入が必要になります。

この課金形態は「えまって、月額だけじゃなくてマシンもコースも課金なの?高すぎじゃね…」という風な印象になるのは当たり前のことだと思います。

が、しかし。

この課金形態だからこそ「本気でオンラインシムレースをやる人だけが集まる」という状況になり得ているのだと思います。

◆iRacingの課金形態によるメリット
・課金があるのでキッズは手を出しづらい
・課金してまで荒らしに来る人が少ない
・課金してるから余計に本気でシムレースをやる気になる

・原則、実名での登録が規約に明記されていること

実名での表示、というのは僕も含めて多くの日本人に大きな抵抗があるのではないかと思います。
これはお国柄によるところが非常に大きい面だと思います。

が、しかし。

実名が出るということは、iRacingを楽しんでいく過程で上達し、仮に大きなレースなどに出たり、YouTubeなどでレースを実況している人から「プレイしているあなたの名前を呼んでもらえる」ということになります。
iRacingはよりリアルに、というのが前提のゲームになっており、トップレベルに到達するには現実世界と同じような練習などが必要になるため、トップレベルの走りや大きなイベントレースでの活躍は、iRacingを楽しむすべてのiRacerから称賛の対象になり得るということ。

という一面がありつつも、特に自分のような配信者(僕は顔まで出しちゃってる)にとって実名が出るというのはリスクも当然伴いますが、iRacingの運営に連絡をすれば一部名前を変更することも可能なようです。

このあたりを上手く活用してiRacingを楽しんでもらえたらと思います。

・ライセンスとドライバーレーティング制度があるということ

iRacingには現実世界のようなライセンス制度とドライバーレーティングがあり、一定のライセンスクラスに到達するまでは他のレースゲームのように自分が好きなマシンでオンラインレースに参加することができません。
※ライセンスクラスを上げるだけならさほど大変ではない。

「チャンネル選手がやってるF3楽しそう!自分も走りたい!」

と思っても、始めたばかりのプレイヤーはルーキークラスに属しますので、ライセンスを最低でもランクDに上げる必要があります。
※但し、テストセッションであれば好きなコース好きなマシンで練習はできる。

他のレースゲームにはない面倒くさそうに思えるこの制度が、プレイヤーのドライビングスキルに多大なる良い影響を与えるのではないかと思っています。

◆iRacingのライセンス、レーティング制度
・Safety Rating
どれだけクリーンにレースをしているかを示す指標で、自責でのコースアウトやスピン、他者との接触等で上がったり下がったりしていき、Safety Ratingが低いとライセンスクラスを上げることができない。
・ライセンスクラス
ルーキー、D~A、プロまでの6段階があり、上位クラスになるほど扱いの難しいマシンでのレースに参加できるようになる。
・iRating
レース中にインシデントなく、より上位でゴールすることで上がり、逆にラフなレースをしていたり、下位でゴールすると下がる傾向にある。
※基本的にクリーンなレースをしていれば下位でも上昇はするようです。たぶんゴール時の順位によって速さのクラス分け(ディビジョン)が上位ディビジョンになるんだと思います。
・ttRating
タイムアタックセッションでの指標で、こちらも自責のコースアウトやスピンのインシデントが影響するようです。

このように色々と制度がしっかりしているので「よりクリーンに、より洗練されたドライビング」を目指すプレイヤーが多くなっているのだとも言えます。

しかしながら「レーティングに拘りすぎて走りを楽しめない」ということもありますので、レーティングはほどほどに、クリーンな走りを心がけて楽しんでいきたいものです。
※なので僕は平日にしっかり練習をして、週末にその成果を試すという流れでレースを楽しんでいます。

・身内だけのオンラインレースを開催するには課金が必要

iRacing以外のレースゲームでは、その方法に種類はあれど身内だけでオンラインレースを開催するときにサーバー利用料といったものは取られない(PSNなどは除く)と思いますが、iRacingではホストとなりオンラインレースを開催するときには(数百円ですが)課金が必要になります。

これにより、身内での腕前を競い合う・身内だけで盛り上がるオンラインレースといったものがしづらくなっていますが、逆に考えると「公式のオンラインレースにより多くの人を参加させて盛り上げる」という仕組みになっているとも言えます。

オンラインゲームはどれだけ多くの人が参加しているかが楽しさへの鍵になることが多いですが、レースゲームもそれに漏れず、レースに参加している人数が多ければ多いほどより多くのレースが成立します。
身内だけで楽しむのが悪いということではなく、iRacingという一つの世界のオンラインレースを楽しんでもらうための仕組みになっているのだと思います。

とはいえ、今度僕もネタレースを開催するように数百円からホストレースを開催できるので、興味のある方がどんどんホストレースを主催することで国内のiRacingが活性化するのではないかとも思っています。

・セッティング項目が多すぎてよく分からない

これは先日の記事でも紹介したように、iRacingにおけるマシンセッティングは本当によく分かりません。

セッティング項目のところに解説は書いてありますが、英語だしそもそも車に詳しくないしでガチで全然分かりません。
そしてそのセッティング項目は、正しく設定すればするほどにその効果が他のレースゲームよりも感じられます。

このセッティングの難しさは僕のように車に詳しくない人、単純に走ることを楽しみたい人にとってはかなりの障壁になるかと思いますが、それだけiRacingが現実的なものを理想に掲げているともいえるのではないでしょうか。

◆セッティングの難しさによるメリット
・セッティングを決める楽しさが増える
・セッティングを販売する、という行為ができる
・セッティングを求めてコミュニティに入り、新たな出会いが増える
・セッティングが得意な人が輝ける

ちょっと無理矢理感が大きいような気がしますが、セッティングが難しいことでのメリットもあるかと思いますし、先日紹介したようなセッティングショップもありますのでそれぞれの手段で解決ができるのではないかと思います。

・マシンやコースが他のレースゲームに比べて少ない

iRacingでのマシンとコースは他のレースゲームに比べて種類が少ないです。
※公式で80を超えるマシンとコース、という形で記載されている。
※コースはレイアウトを含めると230を超える、という形で記載されている。

他のレースゲームではあまり見ない、ロード、オーバル、ダートの車種を扱っているため、その特徴ごとの腫瘍マシンが少ないことからさらに少ないようなイメージがあるように思います。
※僕はオーバルやダートは無料マシンでの楽しむ程度でしか乗ったことがない。

また、rFactorやAsetto CorsaのようにMODもありません。

しかし、iRacingにおけるマシンやコースは頻繁に追加されない分、多くの時間が掛けられて非常に精度の高いものに仕上がっていると感じられます。
※新車種やコースは課金要素の一つにもなるのでさらに妥協のないものが作られている。

他のレースゲームと比べて、マシンやコースの数は少ないですが、圧倒的にクオリティの高いものでドライビングを楽しめるのもiRacingの魅力の一つではないでしょうか。


ということで今回はiRacingの敷居が高いと感じられる点が、実はiRacingというレースゲームを作り上げている、というところに注目してnoteにしてみました。
このnoteから一人でも多くのiRacerが誕生することを願っています!

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