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四国働き方図鑑

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四国の、いろいろな人や会社のおもしろい働き方、その背景にある動機や物語をお伝えします。
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#女性の働き方

女性のキャリアに必要なのは、「機会」を与えること

「私自身は『女性活躍』という言葉があまり好きではなくて。女性活躍と言う限りは、女性が特別扱いされてしまうと思うので、そういう言葉がなくなるような世界にしていきたいんですよね。それも弊社だけではなく社会全体で。社長ともよく話すんですが、『女性だから○○』ということがなくなることが理想ですね。そのためには、やはり機会を平等に与えることが重要だと思います」 香川県東かがわ市に本社を置き、医療用パップ剤のシェアで世界一を誇る帝國製薬株式会社で、経営企画室長を務める中川さくらさん。中

「地域に貢献したい」という想いを持つ人こそやりがいを持てる地方銀行の仕事

「地域のことが好きで、地域に貢献したいという想いを持っている人は多いです。そういう想いを持っている人こそやりがいが大きいと思います」 インタビューの中で、こんな言葉が返ってきた。話を聞いたのは、香川県の第一地方銀行として、長年地域の経済を支える百十四銀行で活躍する女性社員のお三方。「地域に貢献したい」という想いを持つ若者が増える中で、地方銀行のキャリアはその選択肢のひとつであり、お三方曰くそんな想いを持つ人こそやりがいを持てる環境だという。それぞれのキャリアについて話を聞く

地域経済を支える地方銀行の多様な取り組み、地銀での女性社員のキャリア

地方へのUターンを志す人の中には、就職の選択肢に地方銀行を考える人も少なくないのではないだろうか。47都道府県の全てに地場の金融機関は存在し、地域経済を長年に亘り支え続けている。 今回、地域経済を支える地方銀行の多様な取り組みの一端や、地域経済の最前線で活躍する女性のロールモデルをお伝えするため、徳島県の阿波銀行で活躍する3人の女性社員の方から話を聞いた。 〈インタビュー相手〉 ■ 川真田 亜弥子(かわまた あやこ)さん:株式会社阿波銀行 経営統括部 副部長 SDGs推

外国人材が四国で働くことで生まれる価値と可能性

「良い人が採用できない」 地方のほとんどの会社が、この課題を抱えているのではないだろうか。愛媛県新居浜市のアビリティセンター株式会社は、人材派遣・人材紹介等、総合的な人材事業を展開し、その課題に向き合っている。その中で、近年は、外国人材の採用と日本への就業を支援する事業のニーズが高まっている。日本での外国人労働者数は、全国的に増加の一途を辿っており、四国も例外ではない。これからも、四国の様々な業界において、外国人の採用は加速することが見込まれる。 今回、話を伺ったのは、ア

愛媛の“いいもの”に光を当てる。“好き”をライフワークにする

株式会社エイトワンは、一言で事業を説明するのが難しい会社だ。今ではブランドとして広く認知される今治タオルを取り扱う「伊織」、愛媛の柑橘を使った商品の開発・販売を行う「10“TEN”」、宇和島の伝統的な鯛めしを提供する飲食店「丸水」等、様々な事業を展開する。無理やり一言で言うならば、「愛媛の“いいもの”に光を当てる」会社だ。 エイトワンの事業は、道後温泉のホテル経営から始まった。ホテルのお客様から「今治タオルはどこで買えるの?」と尋ねられたが、当時松山では今治タオルを買える場