夏到来とともにインタビュー終了。自分の生きざまとの違いを知る。ふたたび仕事とは何かを考える
午前中にBさんとのインタビュー。日曜日の午前中。ZOOMをつないでみると背景に深い緑が。バーチャル背景かと思ったら軽井沢のリアル映像。この時点で圧倒的な彼我の差を知る。
Bさんは今やさまざまな分野で大活躍である。在宅、医療ケア、ACP推進、僻地医療支援… 松村医院に研修に来てくれたのはずいぶん前のことだと思ったけれど、卒後3年目のことだったそうだ。
「専門はなんですか、ってよく聞かれたんですが、最近ようやく専門は地域医療だって胸を張って言えるようになりました。」
なるほど。いきなりそう来るか。
振り返って自分は何か自信をもって言えることはあるのだろうか。
「都会の地域医療って矛盾しているようだけど、松村医院に来たときに、都会にも地域医療ってあるんだ、、て思った」のだそうだ。
高原のテラス(松本隆か?)で、緑をバックに話すBさんは、「山はWi-fiが全体的に弱いんですよ」と笑いながら、ときどき止まる音声や動画もものともせず、たんたんと、自分のこれまでの仕事、そしてこれからの希望について語る。
「いつまでも変化し続けたいんですよ」
成長でも、進歩でもなく、変化。
なるほど。
変化ならいつでもできる。ていうか、変化しない人間などいない。生物もか。物質も。万物は流転する。
そして僕の頭の中はデビッド・ボウイが駆け抜けていた。
Time may change me
But you can't trace time・
そういえば、拙著の中でも、デビッドボウイを引用したエッセイを書いたっけ。Five Years. もう5年はがんばれ、って。
Bさんとの1時間、なかなか刺激的な会話だった。
これはいけるかも。
勢いよく次のインタビュー候補のSさんに連絡。快諾を得る。ありがたい!
どうなるかはまだみえないけれど。
(東京の感染者はうなぎのぼり。それはそうとこのペースで間に合うのか?つづきます)