見出し画像

不動産 手数料半額はほんと!?

はじめまして、おしんと申します。初めての記事なので文章力や語彙力不足で、お伝えしたいことが伝わらないこともあると思いますが、最後までお付き合い願いたく思います。

1.そもそも仲介手数料とは?

不動産取引における仲介手数料とは売主及び買主がその取引の仲介を依頼した不動産業者に支払うべき報酬となります。こちらは国土交通省で上決まっており、以下の計算式で計算できます。

2.仲介手数料の計算式

0万~200万→5%、201万~400万→4%、401万以上→3%となります。400万以上の物件を取引する際、速算式で、3%+6万円と言う式で計算ができます。

つまり3000万円での取引が成立した場合、仲介手数料は3000万×3%+6万円=96万円(税抜)となります。

こちらの仲介手数料は不動産仲介の成約価格に対しての割合なので、例えば3580万円の物件を購入する際、価格の交渉が入り最終成約価格が3500万円となった場合、仲介手数料は3500万×3%+6万円となります。

3.仲介手数料=不動産業者の売り上げ

仲介手数料が不動産業者の売り上げであり、基本的に不動産の取引で不動産業者がもらう報酬は仲介手数料のみとなります。つまり仲介手数料を半額にするという不動産屋は自らの売り上げを半分にしているという事実があることを踏まえたうえで、続きのほうを読んでいただければと思います。

4.仲介手数料半額の事実

(1)仲介手数料半額は本当にお得なのか。

以上を踏まえ、私が実際に経験したことも踏まえお話していきます。よく皆様が目にする【仲介手数料半額!】や【売却期間に応じて仲介手数料相談できます】の文言は結果から先にお伝えすると、半分事実で、半分嘘です。不動産業者の方針や、背景で実際に半額にして集客を図るという業者さんもあると思います。しかし、前述したとおり、3000万円の物件で仲介手数料は96万円、半額で48万円となります。読者の皆様が買主様のたちばであれば価格の交渉で2900万円にしてもらう、売主様の立場であれば、3080万円で集客をし、3050万円で売却をすれば元は取れてしまうわけです。このように不動産業者が言う【半額】というフレーズに乗ってしまい、損をしてしまう場合があります。不動産業者からすれば、半額にする代わりに、価格交渉は受けれません。などと言い、もう一方のほうから少しでも高く仲介手数料を獲りに行く業者もいます。

(2)騙されるな!悪徳不動産業者!

こちらに記載させていただくのは私が実際に相談に乗らせていただいたお客様のお話です。ご相談いただきましたお客様Tさんはある不動産業者P不動産に自己所有のマンションの売却を依頼しておりました。この依頼の時に仲介手数料は半額という約束の元、インターネット広告や、チラシ集客にはマンションの価格を4780万で集客しておりました。ある日、不動産業者Pの担当営業マンHさんから内覧の連絡がありました。売主様のTさんは日程を調整し内覧を行いました。後日Hさんから電話が来ました【Tさんやりましたよ!少し価格の交渉が入ってしまいましたが4600万で申込みがはいりました!】と、Tさんはもう少し高く売りたいと思っていましたが、売り出していた期間なども踏まえ、4600万円の値交渉に応じることHさんに伝えました。すると次にまた、Hさんから、【4600万円で交渉が入りましたが、なんとか買主と話をして、4700万円まで買いあがってもらいました、ですので仲介手数料の方満額いただけますか?Tさんは元より30万円ほど得していますので!】と。この時Tさんが冷静に考え、二つ返事をしなければ穏便に物事は進んでいたかもしれませんが、Tさんは支払約定書に印鑑をついてしました。

上記の案件でとても恐ろしいことが起きておりますが、皆さんお気づきでしょうか?まず、価格が100万円あがったのだから、単純に手取りが100万円ふえるところをTさんが間違って、サインしてしまったものだから、30万円しか得していないよね、というだけでしょうか?もちろんそれもありますが、ここで私が一番伝えたいのは不動産担当営業マンであるHさんについてです。これは後から分かったことなのですが、申し込みの段階で買主は4700万円の交渉しかいれていなかったのです!つまり不動産業者が満額の仲介手数料を売主からとるために企てられた、巧妙な罠にTさんははまってしまったわけですね。

5.まとめ

前述させていただいた通り不動産業者にもよりますが、仲介手数料半額の名目を装って自社で商品(売却物件)を並べようとする業者は多数あります。

そのような悪徳業者に騙されることないよう、不動産営業マンをしっかりと見極めましょう。また、会社の規模にも注目です。不動産業界には大体的にCMを流しているのにも関わらずFC加盟店がほとんどを占めているなどの不動産会社もあります。

また、契約書などにハンコを押す際はしっかりと内容の確認を行い、事故のないよう努めていただけると幸いです。

6.あとがき

ここまで読んでいただきまして誠にありがとうございます。私は不動産業界に入りまだ3年ほどですが、皆様の気持ちのいい取引を目指し、日々精進しております。記事の内容以外に不動産に関してのご質問などありましたら、コメント欄にお願いいたします。また、この記事が気に入っていただけましたら、いいね!ボタンもお願いします。最後までご読んで頂き、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?