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種火



心を駆けるひかり
同じ速度で貼りつく漆黒の闇

気づくことが出来れば先を行くことができる しかし、ほとんどは深すぎて気づけず、覚醒した時にはすでにギラついた鉛に足元を固められる

ひかりは、速さの何百倍もの圧力で扉を開けようとするけど、それもまた気づけなければ無と成り 安穏にも似た脱力感のうちに闇に飲み込まれる

ひかりの持つ正の熱に向かえない時、冷え切った魂に種火を灯せるのは
本当の愛しかない

エゴや意識を超えた
愛にしか成せないこと

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