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創造と破壊(詞、短文、フィクション)

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主に詩や短文、フィクションなど書き連ねています
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#芸術

作品のゆくえ

音楽を作る上で、いや何か芸術にまつわるもの、創作されるもの全てに作者が思いを込めるというのは普通にみなやっていると思う。 でもそれが声高に語られたり、説明を求められたりするのは僕は苦手だ。 歴史的名画などで何十年も後に関係者が語る当時の裏幕とかはとても興味深く、語られるべきものだとも思うけどね。 ともかく僕の場合は「リスナーにメッセージを」というラジオなんかのシメのお約束もほとんど「ありません」を通してる。 そもそも作者の意図が受けてに伝わること自体にはあまり意味を感じない

言葉にまつわる自由、

フォーマルに言っても平たく言っても 恩人と呼ぶべき方の受け持つ雑誌の対談コーナーに招かれた。 聴く音楽も趣味も結構違うし、人生のステージや立ち位置も違う。 何かで共鳴、共感しているのは明らかなのに、ハッキリと言語化出来ないままかなり長い間お世話になりっぱなしだ。そして心の中で、しかしハッキリと勝手に恩を返そうと誓願している。形はまだ分からないけど、自己満足かも知れないけれど達成するだろう。 インタビューの間じゅう僕と彼との共通点を考えていた。そこから何でもって共鳴、共感

TOO OLD TO DIE YOUNG

予想通り自分の周りだけででもざわざわ物議を醸してるレフンのドラマ。 一体何人の人が日本で観るんだろううかとも思う。 ストリーミングサービスで素晴らしい新しい才能が全く聴かれずにポツンと放置される状況に近いのだろうか。 その昔上京するずっと前、ニューウェイブやポストパンクを聞いて育って京都を中心にバンドをコソコソやっていた。その頃はどんなにマイナーなものでも東京にはある程度のパイがあって人口の絶対数から割り出された好きモノが集いミクロな経済を支えてるんだと思っていた。