2歳馬近況

昨日はシーリュウシーがレースに復帰したものの10着惨敗。レース内容にムラがあるので冬が苦手なのかなと思っていたのですが、これは気性難に近いんだなと認識を改めさせられる走りでした。ムニンの仔は少なくともフギンの仔と比べると気性的には安定していたのですがね・・・。

有体に言ってズブいし、ティンバーカントリーの仔みたい。このままだと1800mは短いという競走馬になりそうです。

さて、こうなると2歳馬に期待と一村氏の馬主活動の浮沈がかかってくるわけですが、私が関係する2歳馬の近況は以下の通りです。

レイデラティエラ     牡 栗東 父:スワーヴリチャード   本州に移動済
ミユンガー        牡 栗東 父:ニューイヤーズデイ   ゲート試験に合格
ワンウェイトゥヘル    牡 栗東 父:タワーオブロンドン   ゲート試験に合格
エコノミカ        牝 道営 父:マインドユアビスケッツ 能力試験前
アースリーチャンスの2022 牡 大井 父:トランセンド      北海道で育成中 (吉川氏)

先日報告した通りにキクノアルバの2022は残念な結果となりましたが、他は順調です。アースリーチャンスの2022が5000万円ぐらいは稼いでくれないと吉川氏に与えた損失の埋め合わせは不可能といった状況ではあるものの、とりあえず無事にデビューして欲しいです。

しかし、新種牡馬ランキングを見ると芝で1位のスワーヴリチャードとダートで1位のニューイヤーズデイをきっちり種付けしており、この世代だけではなく過去の生産活動において種馬の分析はしっかり出来ているわけでして、総体的に「運の世界」とはいえ、もういい加減に努力に見合った結果が欲しいものだとつくづく感じますね。

ニューイヤーズデイはもうちょっと当たり外れの差がでかそうと思っていたのですが、案外勝ち上がり率も高く、あとは出走回数を重ねても壊れない丈夫さもあるようだったら次世代のダート種牡馬として人気が出そうです。

勿論個体差がある話ではあるものの、キンカメ系は壊れにくい面もあるのですが、これ系のダート種牡馬がタルマエしかいなくて、しかも地方競馬用として考えるには高額な種牡馬だというのが辛い。カナロアとレイデオロも当然辛く、そうなるとラブリーディ、トゥザグローリー、ミッキーロケットあたりになるのですが、これらから選ぶのも大変そうなんですよね。

育成中に壊れるとかがあると、こっちの心も破壊されるので、血統面から見ても丈夫な種馬をと考えて調べているのですが、「能力がない馬は壊れない」といった一面もあるので、なかなか難しいです。

なんか最終的には種馬縛りになるんだなぁと。物凄く単純な話で、結局はやっぱり「血統」なのかもしれません。また、実績は芝だが安価でダートもこなせる種牡馬がこれからのトレンドのような気もします。

これまでは、様々な種牡馬に対応できるだけの知識を持たないと、セールで美味しい馬を拾えないと思って幅広く勉強していましたけど、画像解析と相性が良く、種牡馬としての実績もある特定の種牡馬に絞って狭く深くいった方がいいのかもなと・・・。

ただ、そう考えると「確率が高い良血馬」が購買対象となり、値段の妙味も消え去ります。

悩ましいですわ。

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