HBAセプテンバーセール2023

サマーセールもセレクションセール同様に大盛況のうちに終わりまして、次はセプテンバーセールです。

サマーセールでは最終の上場頭数1368頭に対して、購買者登録数が1657名に達したそうで、そりゃ競り合いになるよねという状況。5年前の2018年で1076名、10年前の2013年ですと591名ですから、今は馬の引き合いが単純に多いという事ですわな・・・。地方競馬の馬主になんて誰でもなれるし、購買補助の抽選にさえ当たればそれなりの額の馬までいけるし、場合によっては億を稼げるような馬を引ける可能性もあるわけですから「面白そう」という事なのでしょう。

結果、多くの新人馬主が集まり、これらの購買希望者の中には、私もそうでしたが、サマーセールで予定頭数を買えなかった馬主さんが相当数いたはずで、セプテンバーセールも盛り上がる事必至といったところでしょうか。

私自身は当初の予定ですとセプテンバーセールは内田氏付きになる予定でしたが、調整の結果、初日と二日目は吉川氏、最終日のみ内田氏付きという事になりました。予定頭数はそれぞれ1頭づつの計2頭です。

ただ、サマーセール比で全体の上場頭数が半分になっていますし、ここできっちり2頭買えるかは微妙な手ごたえ。ここまで馬の需要があると、それだけ目利きの人達も大勢かけつけているわけでして、見落としはなくなるし、丈夫さのファクターはどの陣営も似た価値観ですし、レポでよっぽどの問題がないとなかなか安くは落札されないでしょうね。

そして、この手はもう既に使っていて、2年前のこのセールであえてレポに問題がある馬をピックアップしてから「良くはないがこれなら大丈夫だろう」という馬にいく変化球で勝負した結果がこちら。

カミナリオヤヂ  牡 ディスクリートキャット  購買価格110万円  獲得賞金額132万円

園田で9戦1勝。私が選ぶ馬としては出走回数が少ないです。やはりこういった選び方だとなかなか丈夫とまではいかないのですな・・・。ニャーが22戦4勝である事を考えると、やっぱり仕上がりが早い小柄で丈夫な牝馬に逃げた方がいいのかもしれません。

しかし、この年はそもそも牝馬が苦手で内田氏に散々損をさせてしまった経緯があるので、「どうにか牡馬を」と思いながら渾身の変化球を投げていたわけでして、正直「もう投げる球がない」というのが本当のところです。

また、なんかJBISの仕様が今月から変わって活躍馬ランキングが見れなくなったので、いつもやっている10傑の紹介ができなくなったのですが、もう結構こなれているというか、ユメノホノオが落札価格250万円で獲得賞金額7196万円というホームランをかっとばしているぐらいで、市場成績的にはなかなか厳しめの結果であるようです。

しかし、どうしてわざわざこんな仕様変更をしたのでしょうね。回収率が一番酷いのはセレクトセールである事はいうまでもなく、変な圧力でもかかったのでしょうか(笑)。

なんといいますか、馬主が無理なく楽しい競馬を続けていくのも大変なご時世という他なく・・・。どうなるか分かりませんが、とりあえず再度準備だけはきっちりして、セプテンバーセールでは涼しくなって比較展示で何頭かピックアップできるケースもあるでしょうし、自分が出来る範囲で善処していく他ないといった感じです。


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