HBAサマーセール2019

4日間に渡って開催された掲題のセールを無事完走し、神戸に戻ってきました。やっぱり5日から4日に短縮されても相当疲れる事に何ら変わりはないですね。緊張の糸が一度切れると歩くこともできなくなるぐらいですわ。

成果の方は、2頭です。

上場番号110番 牝馬 ジュエリークイーンの2018(父:クリエイターII) 税抜き690万円
上場番号620番 牡馬 ルレシャンテの2018(父:グランデッツァ) 税抜き520万円

いや、結構きついセールでした。

「今年は前半勝負だろう」という大局観は間違っていなかったので、ダート向きの110番を吉川氏に、芝向きの620番を一村氏にと一応はミッションをコンプリートしましたが、正直なところ後半に勝負を持ち越していたら1500万円程度は覚悟しないとリストに残った馬はほとんど買えないという感じではありました。

吉川氏の方が牝馬になったのは誤算でしたが、目立つので仕方がないと言いますか、全体的にはまずまず上手くやった部類と言っていいと自分では思っています。

中西氏に関しては、経緯がよく分からないのですけど、セール会場に着いて早々になぜかいきなり再上場を申し込んで、その馬をそのままお買いになっていました。「いつ馬を見たのか」といった印象で、私からの助言もへったくれもありません(笑)。

総論としては、手練れの購買グループがいくつも参加されていますので、なかなか隙間もなく、「正面から正攻法で選馬をすると予算が1500万円はないと無理」という傾向がより明確になった年という感を強くしましたね。

完全に玄人同士がしのぎを削る場になっている印象。

しかし、このセールは別に良い馬を探すセールではないですからね。あくまでも「安いのにたくさん賞金を稼ぐ馬を探すセール」です。そこを分かっていないと「高い高い買えない買えない」という事になってしまいます。良い馬はね、高いのですよ(笑)。当たり前の話です。

ええ、まぁどうにか2頭買えて良かったです。

次は今年から新設されたセプテンバーセールですか。地元の方々にとっては大した問題ではないのでしょうが、飛行機で北海道に乗り込む組にとっては、8月、9月、10月と毎月静内まで行くのは結構な苦痛です。競馬関係者もそうでしょうけど馬主関係者も平日は普通に他の仕事をしていますので・・・。移動だけで半日は潰れますしね。

サマー4日、セプテンバー3日、オータム2日なら、一日あたりの上場頭数を少し減らせるからまだ理解できるのですが、サマー4日、セプテンバー2日、オータム2日ですと、従来のサマー5日、オータム3日と開催日の総数が8日で同じですので、購買者側には大したメリットはないと思うのですがね・・・。

とりあえずサマーセールが終わったところですし少し休みますが、またすぐに調査を開始しないといけないわけで、参加する側も本当に色々と大変です。

馬の購買なんて、そもそもが何百万円、何千万円を賭けた博打そのものですので、雑になったらそこで終わりですしね。また来月のセールに向けてしっかり準備したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?