一歳馬の現況

一村氏が所有する一歳馬達は以下の通り。

ホッコータルマエ × ムニン     牡   栗東・岡田厩舎
キタサンブラック × シウダニーニャ 牝   栗東・小崎厩舎

この世代はフギンの流産などがあったので自家生産馬は上記の2頭のみです。あとは栗東の中村師、道営の佐久間師と更に2頭を競りで追加出来ればいいなといった思惑がありました。

ホッコータルマエの牡馬は少し線が細い印象があって、競りで多少値段がはっても良質の牡馬を二頭追加できれば、これを道営にしてという構想でしたが、岡田師が実馬をご覧になった上で預託を快諾していただけるという事になりまして、自家生産馬達に関しては行き先が決まりました。ムニンの仔については当歳のオルフェーヴル産駒も岡田師に決まり本当にありがたいかぎりです。

という事で、あとは中央競馬で戦える馬を一頭、道営から南関を見据えて利益率重視で戦える馬を一頭買えると理想的なのですが、一村氏と話合った結果、「ちょっと無理かな」という感じに。

特に中央競馬用に関しては一か月まだ成長してない時期という事もあって紛れはサマーよりセレクションの方が生じやすいのですが、一昨年、昨年と吉川氏付きで予算2000万円にて考えていたものの、一昨年は競る事なく帰りましたし、昨年は一頭競ったものの想定より1500万円以上高額になって撃沈しましたからね。

2000万円って本来は十分すぎる予算だと思うのですよ。というか、かつてはサウスヴィグラス産駒でかなりの確信があったドウカンヤマでも1200万円ぐらいでしたから、これぐらいの手応えとリスクじゃないと私の技量では勝負できないといった現実があります。

自信があっても外れるし、噛み合えば2頭に1頭の当たりを引く事は現実的に可能なのですが、絶対かとなると当然ながらそうではないですからね。

今年はもうサマーセールもやめとこかなんて話にもなってます(笑)。

地方競馬用でも昨今は600~800万円の購買額が当たり前になってますし、地方競馬で活躍している馬達の価格帯も実際それぐらいの馬が多いのですが、継続的にこれぐらいの価格帯の馬を買ってもトータルでは赤字濃厚という気がしますしね・・・。

ある程度の所有頭数を維持しないと活躍馬を入手できませんし、活躍馬がいないとジリ貧になっていって当然で、結局どこかで当たりを引かないと長く馬主なんてやっていけるわけがないのですが、どうにもリスクが高すぎて動くに動けない、そんな印象です。


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