HBAセレクションセール2022 - 結果 -

掲題のセールを完走し、つい先ほど自宅まで帰ってまいりました。

結果は「一頭も買えず」。ただ、表現としては「買わず」の方が実情に近いかもしれません。

最終リストに残ったのは4頭かな。うち2頭がレポで落ちて、1頭は買えないわけではないが無視できないネガティブな要素があるのでその値段では欲しくない、そしてもう1頭はのっけから抜けて高額になる事がミエミエでパス。こんな感じでした。

レポで落ちた馬のうちの1頭は後膝にあるボーンシストの問題と、それが原因なのか元々そこが弱点なのか歩様にその弱さが出ていたのですが、それさえなければかなり欲しかったです。久しぶりにドキっとする馬を見ました。もっとも3000万円を超えてましたけどね。

やっぱり「買えねーよ」が正しい表現なのかも(笑)。

全体的な感想としては、ほぼ50億円近いお金が日高地方の牧場に落ちたわけですから、「大変喜ばしい」の一言に尽きるのではないでしょうか。

他には、実際に現地まで行って参加してみると、「あの手練れの牧場さんはこれにいくのか」といった微妙な判断の揺れを肌感覚で得られるので勉強にはなりますね。また、新種牡馬の産駒も多く見れましたので、これはサマーセールにおけるアドバンテージになりえるでしょう。

ざっくりと言ってしまうと、吉川氏と中西氏に経費を出してもらって涼しい北海道で馬の勉強をさせてもらったようなもので、何も買えなかったとはいえ、個人的にはプラスしかなかったです(笑)。

そして、セール期間前後に、ディヴィナシオンが佐世保S.に勝ってオープン入りして、ニャーも道営で初勝利をあげてくれましたし、お金を使わずにレース賞金を得たわけですから、「サイコーかよ」と思っておきます。

しかし、「これサマーセールでも買えないんじゃね?」といった不安を幾分かは感じますな。


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