JRHAセレクトセール2024

掲題のセール。別に参加するわけではないし、馬の価格帯からして「自分とは全く何の関係もないセール」と化してしまっているのですが、とはいえ気にはなるので今日はオンラインカタログをつらつらと眺めておりました。

もし何かを狙うとしたら牝馬かなぁとは思います。さすがに何千万円も出して「未勝利でした、ハイ乗馬」では、お金を出した馬主さんは勿論の事、私も精神的に耐えられませんからね。

いや、セレクトセールで売買されるような未来の優駿候補たちを馬鹿にしているわけではありませんよ。競走馬は能力がある馬ほど故障しやすいといった一面もありますし、素質さえあれば競走馬として必ず成功するなんて単純なものではありませんよね。どんな仔馬であっても一定以上のリスクは必ずあるから高額馬は怖いという話をしているだけです。

私はこれまで500万円ぐらいで、かつ中央で2つ3つ勝って大儲けみたいな仔馬を毎年探してきたわけですが、選別の段階で見事に当てていても実際にそこまでいくのは5頭に1頭かなといった印象を受けています。外れた4/5に含まれる具体例を出すと、エリスグリ、ファンウワーズetc。馬に素質がちゃんと備わっていても、現実は厳しくて何かと上手くはいかないものです。

ま、それはともかく牝馬を狙ってみようという話ですわ。狙うだけで買いはしませんが(笑)。

種馬としては海外の名種牡馬がいたらソレで、国内の種牡馬だとキタサンブラックかなとは思います。

キタサンブラックと言えば泣く子も黙るイクイノックスを輩出したという事でフィーバーになっていますが、私の見方は少し変わっておりまして、イクイノックスは「ついに出たキングヘイロー産駒の超大物」だと認識しています。あれってダンシングブレーヴですよね。

で、キタサンブラックはというと、私の中ではスペシャルウィークと同格の種牡馬かな。ちょっと重いので、フィリーサイヤーに出やすいスタミナ型のサンデーサイレンス。こんな印象です。ただし、いくらフィリーサイヤーっぽいとはいえ、ブルドメアサイヤーとしてはキンカメの方が上でしょう。

で、更に検討を進めていくと、1歳で良さそうなのはアスコルティの23かなと。当歳だとドリームアンドドゥの24。

そして、ナルホドと得心してリザーブ価格を見てみると、この2頭がそれぞれの世代で牝馬最高のリザーブ価格をつけており、そのお値段は6000万円也。

やっぱりノーザンファーム生産馬は下見に行く必要性がありません(笑)。実に正確な時価をつけてきます。別にボッタくっているわけではない腕の良い熟練の高級寿司屋みたいなもの。非の打ちどころがない完璧なプロですわ。

本当に倒産したらいいのにと思います。


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