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《私の収穫 2020》半かけオビなんて、一生縁がないと思っていたのに。

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スパイク・ジョーンズ楽団『ドミニクが町にやって来た』
東芝音楽工業 LP-7085 赤盤 1964年 半かけオビ
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半かけオビとは、1964年の春から秋にかけて付けられた帯で、2/3ほどの長さとなっている。紛失し易いこともあり、非常に貴重。ザ・ビートルズの半かけオビの場合は、その価格が恐ろしいほどに跳ね上がる。そんなわけで、自分には一生縁がないと思っていたけど、ひょんのことから半かけオビ付きを入手。手に入れた値段は、当時の定価(1800円)以下だったと記憶する。


オリジナルは、Liberty ‎LST-7349/LRP 3349(1964年発売)。タイトルはシンプルに"New Band"で、ジャケットは日本独自のデザインのものとなっている。60年代に入ってからのスパイク・ジョーンズは、往年のサウンド・ギャグはなく、平坦に演奏するだけ。特に「ワシントン広場の夜はふけて(Washington Square)」のヒット以降はその傾向が強く、このアルバムもごく普通のムード音楽といっていいだろう。

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(国内のオークションにて入手)

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