タイヤと洗車をセットで売るってどう？

洗車ツール、カーディテイリング用品の専門メーカー・株式会社本荘興産、代表取締役の平井新一と申します。カーショップ、整備工場、ガソリンスタンドに向けて車の美容事業のノウハウやアドバイスなどを情報発信してまいります。

タイヤ販売の魅力とは？

最近はタイヤ専門店からのお問い合わせが増えています。繁忙期と閑散期がはっきりしているので閑散期に洗車を販売できないか？とのご相談です。タイヤは売れる時期がだいたい決まっていますよね。冬タイヤは11～12月、夏タイヤは３～４月です。私のように冬に雪が降らない地域に住んでいるとピンと来ないですが、降雪地域の方々にとって「タイヤ」は、年に2回の季節の行事になっています。売り手視点で言えば、決まった時期に確実にご来店いただける商品、それがタイヤなのです。

タイヤに加えて洗車も売れる？

売れる（交換する）時期が決まっていることに加え、グリップ性や静音性などのメカニカルな面を気にする方やおしゃれなホイールを選ぶ方など、足元へのこだわりで、お客様の愛車への興味・関心の高さがわかるのも魅力です。（履いている靴を見てどんな服に興味を持っているか？またどんな職業なのかを見定めるという点はアパレル業界に似ているかもしれません。）タイミングとターゲットがはっきりするというメリットがある反面、タイヤ以外のことをやりづらいという課題があります。「タイヤ交換と洗車をセットで売ろう！」なんて話し出したら、現場スタッフから大顰蹙を買うのは間違いありません。タイヤ交換は必ず一台４本。４本外して４本着ける。かなりの重労働ですから、そこに洗車を加えるのは現実的ではありません。

無理なく売るなら洗車チケット！

とはいえ、せっかくのビジネスチャンス、タイヤと洗車をセットで作業することは難しいですが、タイヤ購入・交換のお客様に割引洗車チケットをプレゼントするのはどうでしょう？チケットを渡すだけなら労力はかかりません。しかもタイヤ購入を後押しでき、きっとお客様に喜んでいただけます。また有効期限や専用予約サイトをご案内するなどすれば、決まった期間に予約でご来店いただけます。そのような仕組みをつくることで閑散期に無理なくマイペースで洗車を販売することができるのではないでしょうか？ちなみに12月～1月は年で一番洗車が売れる時期といわれています。さらに3月～4月は花粉や黄砂の影響を受ける時期なので高額な手洗い洗車のニーズも高まります。「タイヤ＋洗車」の販売戦略、面白そうだと思いませんか？

洗車・カーコーティングの事業支援｜Honjyo 株式会社本荘興産｜日本 倉敷