映像周りもろもろのお話

こんにちは、本公演で映像班長を努めました石田志門です。

文章下手です。タラタラ書きますごめんなさい🙇‍♂️

映像班長と言っても、ほかの映像班員がスーパー超絶優秀なので、簡単な業務割り振りと体裁を整える編集くらいしかやっていなかったので、まぁお飾りみたいな名前です。

ただ映像(編集)という役職に立ったことは幾度かあり、今回はその都度気にかけてきた事柄を振り返りながらお仕事をしていたので、まずは普段演劇映像について考えていることについてお話ししようかと思います。その後映像班のお仕事とコロナ周りのこととか触れられたらいいな。


舞台映像の撮影・編集にあたって

演劇における映像撮影編集セクションではあくまで技術屋に徹しようと思っていました。映像形態で配信する以上、映像のカットやうつりがそのまま演出意図になりうるからです。
映像主体の映画を撮るわけではないので、舞台映像を撮影する時は余分な箇所を映しすぎないことを演出照明に提案し、編集する時は映像演出意図を含まないように、とにかく目立たないようにと気をつかっています。

舞台をただそのまま撮ると、観ていて疲れる映像ができることが多くあります。劇でフォーカスしていない背景や光を映しすぎてしまうことで気になる箇所や目が泳ぐ箇所が増え、没入感が激減するのかなと考えています。
また多数カットや距離の近い映像もカット意図が見えすぎてしまい、落ち着いて観続けることが難しくなるように感じています。

そのため照明段階で壁際や使わないエリアを暗くしてもらって、明かりのある場所と暗闇の部分のコントラストをなるべく際立たせること、舞台を引き定点一本で撮り続けるということが僕の好みです。別の作品ですが作演舞台設計映像編集で携わった去年11月の企画「3匹の少年A」もその感覚を終始大事にしていました。

演劇映像に関する好みは本当に人それぞれですが、今回主宰のイロハスとはその点好みが一致してお互い意見を言いやすく、打ち合わせも設営も楽しく進められたので何よりhappyでした^_^



映像班について

映像班のお仕事は大きく4つ、
1「カメラ&PCを使った撮影」
2「マイクでの録音」
3「zoomを用いた小屋中映像の小屋外共有」
4「編集」
でした。
1、2、4は藤本君らによって何度も行われてきたもので、カメラ映像をOBSというソフトを使ってPCに録画し、音は別撮りし、最後に編集で微調整を行います。今回撮影周りは藤本君が、OBS周りは樫村君が一手に引き受けてくれて、録音やズームの諸々は西村さんが調整を行いながら作業してくれました!!本当にみんな最高だった。すごかった。ありがとう😊。尊敬感謝ビッグラブ

3は主宰に言われてやった今回はじめての試みでしたが、想像以上に便利だったのでおススメです!!!
小屋中のLAN差し込み口を使ってインターネットに接続し、舞台をWEBカメラで撮影しながらzoomで小屋外に同時中継しました。

今回は本番中に大量の役者が出入する都合上きっかけ確認のために使いましたが、単純に制作宅から小屋中を把握できて大変素晴らしかったです。

ぶっちゃけOBSで撮っている動画をyoutubeliveで生配信できるので、それを小屋外共有に流用してもよかったのですが、今回は若干の遅延とPCの負荷、そしてその後編集する必要性(youtubeから動画をダウンロードすると画質が低下)を考慮して撮影PCとは別のPCを用いました。


4の編集は今やっています。。。一度出力してクレジット表記の訂正を行なってまた出力している感じです。編集は音の合成と音量バランスの調整して訂正を整えて字幕を入れ、クレジットロールを入れるみたいなことをしてました。
割と大したことはしてないなりに、目立たないように気を遣って、最後の編集だと思って愛着持ってやってます。あとはオンボロマイノートPCとの戦いですね。時間かかるぜ。



コロナと映像セクション

時折人々の口から、映像セクションはない方が望ましい、みたいな言葉耳にします。生の観劇が平気で出来ればたしかにそうなのですが、映像もあるに越したことはありません。

記録のためにも、都合により来場できない方のためにも、小屋中状況の小屋外共有のためにも、無いよりは断然あるに越したことはないセクションとして生き残ってくれると嬉しいですね。

コロナでアナログ的な対面公開の重要性やその価値が見直されましたが、こと演劇の映像セクションでは、デジタルチックな作業によって公演公開を充足させる手法が確立されました。ここから先の学館演劇がさらに充実しそうでとても楽しみです。卒団したけどね!!^_^


何となく最後に

永遠に自分ごとを話していますね、、
劇団森で劇中プロジェ映像製作やらOP動画製作やらやってきて、コロナで映像編集やら撮影にも大なり小なり関わってきました。
どれもそりゃまぁ大変でしたが、劇の実像に深く関わる仕事でとても楽しかったです。

最後に関わった映像のお仕事が4年代として関わる過去最高に面白くてすごいと感じている劇団森本公演を、お客さんが直接観るものに整えるという大変重要で愛着を持てるもので、終始大変幸せでした。

本公演が終わって大入りが終わって卒団しているにも関わらず、飽きもせず劇団森と同期と後輩への愛情を1人で膨らませながら編集しているのは謎ですが、それだけ素敵な本公演なので、是非観ていただければと思います。


長々とまとまらない文章ごめんなさい。
読んでくれてありがとうございました^_^


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