社交不安障害を克服する方法

こんにちは。しんごです。

僕は数年前、とあることがきっかけで「社交不安障害」という精神的な病気を患い苦しんでいました。

でも、大学に復学してからちょっとずつ無理のない程度でトレーニングを重ねた結果、現在は安心して人と会話できるレベルまで回復することができました。

今回は、こうして社交不安障害を克服した僕が、オススメの社交不安障害の克服方法についてまとめていきたいと思います。


社交不安障害とは?

ご存知の方もいるかとは思いますが、念のため「社交不安障害」がどのような病気なのか改めて説明していきたいと思います。

「社交不安障害」とは、例えば人と会話したり人前で発表するなど、人と関わる場面で過剰に緊張し、吐き気やめまい、動悸、体が硬直するなど、自身の体に拒絶反応がでるような病気です。

そのため、社交不安障害の人は人と接することが恐怖になり、飲み会や交流会といった「多くの人と関わるイベントや場所」を避ける傾向があります。

実際に僕も、一度地元の就職説明会に参加したときに、あまりの人の多さに緊張してしまい、一社も説明を聞くことができずにあっさり帰ったり、道端を歩いてるときに自分と同世代の若い人とすれちがうだけで恐怖を感じていました。


社交不安障害は自分の行動次第で治せる

結論から言うと、社交不安障害は自分の行動次第で治すことができます。

社交不安障害は、いわば人前で話すことにトラウマや恐怖心があったり、人と会話することに自信がない状態なので、「人と接することはそんなに怖くない」と思えることが重要です。

そのためにも、少しずつ行動して経験を積む必要があります。ただ、行動とはいってもそこまでストイックにする必要はなく、なるべくできる範囲から無理のない程度にちょっとずつしていくことが大切です。

それでは、社交不安障害の治し方にはどのようなものがあるか、紹介していきます。


1.アルバイトをする

まずは、アルバイトを始めるのが良いでしょう。

アルバイトを通して、同じバイト仲間と雑談したり、少しコミュニケーションをとるだけでもいいトレーニングになります。その上、コミュニケーションの練習をしながらお金を稼ぐこともできるので、その分「やりがい」も感じることができ、自分に自信が持てるようになります。

また、人と接するのに自信が持てないうちは、なるべく人と会話することが少ない業種に応募すると良いでしょう。具体的には、ホテルなどの清掃、工場や倉庫での単純作業、飲食店での調理補助などがあります。

実際に僕も、大学の食堂で食器洗いのアルバイトをしていました。それは、流れてくるお皿をひたすら黙々とスポンジで洗うお仕事だったのでそこまで苦にはならなかったし、そこで働いていたのはみんな同じ大学の学生だったので、友達感覚で気軽に話すことができ、その結果人と会話する感覚を少しずつ取り戻すことができました。


2.イメージトレーニングする

こちらは、最も手軽にできるトレーニング方法で、自宅でも簡単にできます。

もし、人前で発表するのが怖いと感じているなら、家族や友達に頼んで、発表練習に協力してもらうのもアリです。

そのとき、自分の話し方や声量に問題はなかったか、きちんと相手の目を見て話すことができていたか、チェックしてもらいましょう。家族や友達といった身近な人の方があまり緊張しないで話すことができますし、リラックスして練習しやすいのでオススメです!

また、自宅に人形やぬいぐるみがあれば、それらをベッドや机の上に並べて、自分の発表を聞いてる人に見立てて練習するというのもアリです。

人形やぬいぐるみは当然喋らないので、発表してるときに文句を言われたり途中で口をはさまれたりする心配もないので、とてもリラックスして話すことができます!

また、自分が発表練習している様子をスマホやカメラで撮影し、後で自分自身で映像を見直すことで、発表するときの話し方などを自分自身でチェックすることもできます。

こうやって、自宅で人前で話すことの「イメージ」を膨らましておくのも良いでしょう。


3.サポステに通う

個人的に一番オススメなのはこれです。

「サポステ」とは「若者サポートステーション」の略で、厚生労働省が運営する若者向けの就労支援機関で、各都道府県に必ず配置されています。

また、「若者」とはいっても15~49歳までの無職または未就学者が対象となるので、結構幅も広いんです。もちろん、学生でも利用できます。

サポステについては、詳しくはこちらをご覧ください。


ところで、サポステではどんなことやってるの?

サポステでは、面接練習や適職診断といった就労支援だけではなく、グループワークやレクリエーションといった人と関わるイベントも開催しています。

そもそもサポステは、「人と接するのが苦手・・・」という人や「社会で働くことに自信がない・・・」といった人向けの支援機関なので、人と話すことの楽しさを教えたり、コミュニケーションの練習をすることを一番の目的としています。

また、もし「いきなり大人数で話すのはちょっと・・・」と思っているならば、職員の方と気軽に雑談するだけでも十分いいトレーニングになるので、そこから少しずつ慣れることから始めてみるのも全然アリです。

サポステの職員の方は、社会にやりづらさを感じている人に対してもとても親身になってくれますし、とても気軽に話しかけやすいですよ(^^)

それに、もし時間の空いているときにサポステに寄って職員の方と世間話をしたり、まるで「カフェ」にいるような感覚で利用できるのもいいところですね!

つまり、社交不安障害を治したいと思っている人にとって、サポステは最も相性のいい環境だと僕は思います!


最後に

いかがでしたでしょうか?もし、「これなら自分にできそうかも!」とか「これからやってみたい!」と思えるものがあれば、是非ともチャレンジしてほしいと思います!

社交不安障害に悩んでいる方々が少しずつ克服に向けて歩みを進めるきっかけになれると嬉しいです(^^)

それでは!

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