遂にこの日がやってきた。一年間待ち続けたこの日が。いつからだろうか。私がサーフィンをしていることもあり、家族とは娘が物心ついたころから海に行き続けている。行き続けているといっても、夏限定であるが、2歳ぐらいから毎年一度以上海に入っているだろう。ここ数年はお気に入りの海が見つかり、そこに必ず行くようになったのだが、昨年については、混雑を避けようと6月に行ったところ、あまりの寒さに娘に風邪をひかせてしまった。ただ、まだ誰も踏み入れていない海に入ることで、見たこともない巨大な貝を捕まえることができたり、たくさんの感動と思い出を作ることができたのは間違いない。今年は、夏に旅行を計画しているので、恐らくこの海に行くのはこの一回きりとなるだろう。旅行にいくよりも、この海に行くことが楽しみで仕方がない。日曜日の朝4時30分に起き、準備をして5時過ぎに出発した。いつも思うのは、駐車場に入れなかったらどうしようという不安である。予定では6時30分過ぎに到着できるので大丈夫かと思うが、それでも無用の心配をしてしまうのである。着くと、まだ海開きをしていないこともあり、人は少なかった。昨年の6月とあまり変わらない。とはいえ、今日は真夏日である。日中は35度を超えるということで、時間が増すごとに少しずつ海水は温まってきた。7時台で30分近く泳いだ後は、体が凍えてきたが、その後、10時台ではいくらでも泳げるぐらいになっていた。この海水浴場が面白いのは、海水が透き通っているだけでなく、遊び場が島中にあるので、ある程度泳ぎ切ってから、島巡りをしたり、岩場でカニや魚を捕まえたり、様々な遊びを楽しみつくせるところにある。体が冷え始めてからは、海で泳ぎ続けたい娘を何とか説得し、島の反対側へ移動した。昨年もきているので今年も同じような遊び方になるかと思いきや、軍手をしたおじさんがここでの楽しみ方を教えてくれたのである。ちょうど干潮の時間だったため、普段は見ることのできない岩が水面から顔を出していた。これをひっくり返すと、貝やウニがたくさんいるよ、と。早速試してみたところ、ウニだらけである。残念ながら、おじさんから見せてもらった珍しい貝を見つけることはできなかったが、大きな貝をいくつも捕まえることができた。家に帰ってから食べようと思っていたが、娘が飼いたいというので、何とかして海の生き物が生活できる環境を用意し、昨日から水槽で飼い始めている。この辺りのことについては、別の記事として残そうと思う。続きはまた明日。

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