登校班

娘が小学一年生になり、毎朝登校班で集まって小学校に登校するようになった。まだ娘が保育園の頃は、小学生が集まる様子を見て、すごい人数がいるなぐらいでそれ以上考えたことがなかったが、いざ娘が小学生になると、登校班のメリット、デメリットを考えざるをえない状況となった。我が家は、将来娘が高校や大学に通うことを考え、家から小学校までの距離ではなく、駅との距離を最優先に考えて家を建てたので、小学校までが遠い。大人でも歩いて15分以上かかる距離にある。これをこの前まで保育園に通っていた娘がランドセルや荷物をもって歩いていくのは至難の業である。そこで登校班である。登校班には、近所の子ども達が40名ほど集まり、一緒に学校まで連れて行ってくれる。一年生にとっては心強い存在である。お兄さん、お姉さんもよい子が多く、安心して任せることができる。下校については学年ごとになるが、方面別でまとまって帰ってくる。こちらについては特に特別んことではないと思うが、まとまって帰ってきてくれるので安心である。しかし、ここ最近、妻の情報を聞く限り、この下校班で様々な問題が起きているようである。同じ一年生のグループの中で、体操服やプールバックをひっぱりあうことが常習的に起きていて、先日は娘が学校を休んだ時に、友達の女の子が男の子とひっぱり合いになり、道路につきとばされたようである。通学路となる道路は歩道が整備されているものの、道路は駅までつながる比較的交通量の多い道路であるため、道路に出てしまったら車にひかれる可能性は高く、場合によっては命に関わる問題となる。私が住んでいる地域はほぼ全ての家が新築一戸建てであり、落ち着いた子ども達が多いので、そのような問題は起きないものと思っていたが、登校班の範囲が広い分、様々な子ども達が集まってくる。家を建てた時には想像すらしていなかったが、駅と自宅との間に綺麗なアパートが建った。外観も植樹も綺麗でデザイン性の高いアパートであるが、そこの子ども達も登校班が一緒なのである。もちろん、私もアパートに住んでいたので、きちんとした人達が住んでいることを知っているが、毎日のように下校班でトラブルが起きていることを聞くと、仕方のないことなのかなと考えてしまう。家に帰るとお父さんが家にいるようなのだが、夜勤で寝ているとのことで、家に帰ってもお母さんがいないし、お父さんは寝ていて遊んでくれないし、帰りの下校班で遊ぶことでしか満たされないので、おもいっきりふざけているものと推察する。妻が娘や友達のことが心配でここのところ毎日下校の見守りに行っているのだが、恐らく、この児童の目的は遊ぶこととかまってもらうことなどで、距離を置くように伝えたところである。

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