スラック①

これまでに聞いたことのない言葉である。意味はたるんだとか余裕のあるという意味らしい。今読んでいる本の中で紹介されていた。私は自分でいうのも何だが、仕事は遅くはないと思っているし、管理できていると思っている。ただ、一般的にできると言われる方々と比べると雲泥の差があるのは間違いないので、更なる効率化のために一冊の本を購入することにした。伝説のエンジニアである中島聡さんの名著「なぜ、あなたの仕事はおわらないのか」である。この本はこれまで読んだ本の中でもトップ10には入るほど、私のこれからの人生に大きく影響を与えるように感じている。文章がとても読みやすく、読むたびに納得してしまうのである。まだ前半の十数ページしか読んでいないが、これまで読んできた内容について振り返りたいと思う。1つ目は、仕事が終わらない理由である。この本の中では算数のテストを例として説明されている。算数のテストは前半の基礎問題は誰でも解けるが、後半の応用問題は時間をかけても解けない場合がある。仕事が遅れてしまう人は得てして、この応用問題の存在に気づかずに、最初の基礎問題だけ解いて仕事の見積もりをしてしまっているという。自身の仕事に当てはめて見た時に、設計書を書こうとなった際に、参考となる設計書を見つけることができれば、仕事の半分は終わったと言えるだろう。つまりは、算数のテストでいうところの応用問題のように何回なのが、設計書のゴールと骨格を決めるところである。このゴールと骨格が決まれば、あとは基礎問題のようにサクサク進めることができる。如何にタスクにおける応用問題、つまりコアとなる難解な問題がどこにあるかを見つけることができれば、その仕事の正確な見積もりができるようになるということだろう。今私が抱えているタスクの中で、見積もりが難しいものはあるだろうか。設計書の作成については、いくつかあるのでそこが肝となるが、それ以外でいうと提案資料はその一つだろう。提案資料を作成する時に時間がかかるのがアイディアとなるが、アイディアが既に出ている場合は体裁をどう整えるかということだろう。お客様相手の提案なのか、管理職向けの提案なのか、同僚への提案なのか、相手によって体裁は変わるが、5W1Hでいうところの、どのような体裁というところが一つ思考が必要なポイントである。また、どこまで具体的に書くかという点についても考えるべきところだろう。これさえクリアできれば、あとは淡々と書くだけなのですぐにクリアすることができるだろう。来週前半に管理職と会う時間があるので、そこまで提案資料のたたき台を用意しておけば、その後の提案をスムーズに進めることができるだろう。スラックの話については次回以降に書こうと思う。

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