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【絵日記】『スカイリム二重人格ロールプレイの旅』第5話(まげま編)

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前回の話はこちらからどうぞ!

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吉田輝和とまげまの二人が送る狂気のゲームプレイ絵日記企画。二人は、PC版『The Elder Scrolls V: Skyrim SPECIAL EDITION』のセーブデータを共有し、それぞれ異なる人格でロールプレイを行っていく。

二人は相手の絵日記を見てはいけない。二人の行動や思考を把握できるのは、この絵日記を読んでいるあなただけ――

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■吉田輝和の謎籠メッセージ&謎の筋肉「ドヴァ筋」

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目を覚ました瞬間、俺は目の前にいる男を殴っていた。

男もナイフを取り出し俺の体を切り刻んで応戦してくる。男の怒号が響き、衛兵の鎧が揺れる金属音が俺の方に近づいてきた。

輝和にハメられた……!

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俺は大人しく衛兵に捕まることにした。俺は犯罪者ではないからな。真の犯罪者はもうひとりの人格である輝和だ。

今回は一体全体どういう事なんだ?混乱して全く状況が掴めない。そもそもここはどこだ?ソリチュード?知らん。

輝和が残した書き置きには、「くさいめし くってろ」と書いてあった。

短い文ではほとんど意図がわからないが、おそらく、俺が輝和に対して何らかの犯罪行為を働いたと勝手に思い込んでいるのだろう。金を全部使ったのが許せなかったのだろうか?あれ稼いだのほとんど俺なんだけどな。

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俺は牢屋にぶち込まれた。

ロックピックで牢屋の鍵をあけようと試みたが、失敗したため脱獄は諦めて大人しく刑期を終えるしかなかった。

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あれから数日経っただろうか……俺は出所した。

牢屋から出た俺をソリチュードの衛兵たちは生ゴミを見るような目で見てくる。輝和、お前絶対許さない。

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そもそもソリチュードはどこにあるんだと思い、地図を開いてみると俺が意識を手放したホワイトランから随分と離れている事がわかった。

その割にはレベルも上がってないし、アイテムも拾っていないようだが、これまで輝和は何をしていたのだろうか?

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ソリチュードには用はないのでホワイトランに戻ったのだが、輝和は俺の行動を予測していたのか、街の出入り口にかごを置いて何らかのメッセージを発していた。まるで意味がわからないが、そこが実に輝和らしい。

ひとまずホワイトランに異変がないかパトロールだ。また輝和が何かしていたら困るからな。

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そんな折、乞食をしている少女に出会う。唯一の家族である母親が死んだ事でおじとおばに農場から追い出されたという。姪なら家族みたいなものじゃないか。酷いものだ。

奴らは、今もその農場でのほほんと暮らしているのか。許せん!次の目的地は決まった。そいつらにお仕置きをしてやろうじゃないか!

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俺は、隠しておいた装備一式を手に入れ、完全武装になった。

俺の格闘技「たてて」が世のため人のために使われようとしているのだ!

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奴らは、ホワイトランの目と鼻の先にあるあの農場にいるのだろうか?

ひとまず行ってみるか。

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そこで二人の男女に出会った。こいつらがターゲットか?

しかし、会話をしてみると中々気のいい奴ではないか。俺がこれまで集めたキャベツやじゃがいもを買ってくれる。それどころか自分の畑で育てたキャベツも勝手に収穫していいし、自分のものなのに勝手に収穫したものも買ってくれた。いい人すぎて心配になるぞ……。

もしかしたら、あの子がいう農場はここではないのかもしれないな。

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念の為に調査しておこうと彼らの家を物色すると……残念ながら黒だった。

少女の私物と思われるものが出てきたのだ。

正直なところ、最初はこいつらを殺害しようと思ったのだが、話してみると気のいい奴らだったし、キャベツとじゃがいもも買ってくれるので、俺は非常に悩んだ。そして、ひとつの結論に行き着いた。

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こいつらの家のモノを徹底的に盗もう。空き家状態にするまで。そもそもの話、これらは少女の両親が所有するものであり、正統な所有権は少女にある。少女に全て渡そう。

ざまぁみろ。あとキャベツとじゃがいも買ってくれてありがとう。

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俺は、ホワイトランに戻ると、少女が座るベンチの前に盗んだものを全て置いて去った。全て君のものだ。拾いなさい。

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なんだかこんな事やっているうちにここに愛着が湧いてきた。せっかくだし、そこの首長に会ってみようじゃないかと思い、ホワイトランを支配する城に向かった。

すると、首長にドラゴンを見たという報告をしただけで褒められるし、ついでに以前手に入れた「ドラゴンストーン」を渡したら色々褒美が貰えた。ホワイトランで家を買って良いそうだ。実質ホワイトランの市民になったと言っていいだろう。ここの首長ちょろいな。

そうだ。あの少女に家を買ってやろう。家は5000ゴールドもするそうだが、なんとかなるだろう。

金目の物を手に入れたら、またどこかに隠して、時が来たら一気に売ればいい。そうすれば輝和に奪われなくて済む。

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俺は首長に会いに来ただけだったのだが、成り行きでドラゴン退治を頼まれた。俺は今の「たてて」の実力がどれくらいなのか確かめたかったので、その依頼を承諾し早速現場に向かった。

ドラゴンに襲われた監視台は廃墟と化していた。外敵から身を守る壁はほとんど崩壊し、今も炎を上げている。

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現場に到着するとドラゴンが地上に舞い降りてくる。やつは、炎を吐き出し衛兵たちの体を灰にしていった。もはやその様相は、嵐や地震、山火事に並ぶ災害と言っていいだろう。

それでも俺達は応戦した。俺はたてて奥義「シールドバッシュ」で動きを止め、その隙に衛兵達は弓や魔法で攻撃した。

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ところでドラゴンは人語を話せるようだ。あの口でどうやって「マミムメモ」をしゃべるのか気になるところではある。

いずれにしてもドラゴンは俺達によって退治された。チームワークが齎した勝利だ。

今回、仲間がいなければドラゴンを倒せなかっただろう。俺はまだまだ修行が足りない。タイマンでドラゴンを倒す事がこれからの目標だ。

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俺は自分の意志と関係なく、ドラゴンの生命エネルギーを吸収していった。

それを見た衛兵たちは、興奮しながら俺を「ドヴァキン」と褒め称えている。あだ名だろうか?ドヴァ筋という部位が発達するとこんな事ができるのだろうか?よく聞いてなかったからわからない。

どうやら俺は、その発達したドヴァ筋のおかげで、シャウトと呼ばれる能力を手に入れたようだ。これは魔法とは違う力だ。しいていうなら気功のようなものだろう。だから俺が使ってもギリギリセーフな能力だ。うん。

……とはいえ俺が手に入れたのは「叫ぶと一瞬だけ対象の行動が止められる能力」だ。なんという地味さ……というかいきなり叫んだら誰だって動きは止まるだろう。若干の風を引き起こせるが、人は殺せない。そして涼しい。

とりあえずホワイトランに帰ろう。帰路の途中、変な声が聞こえた気がするが、疲れによる幻聴だろう。

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それより俺は、ドラゴンより輝和が残したかごの方が気になっていた。

とりあえずここは、かごを増やして輝和の反応を見ることにしよう。

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そして、ちょろい首長にこれまでの経緯を報告すると、次はグレイビアードとやらに会えと言われた。

グレイビアードはとある山の山頂にいて、そこで色んな修行が受けられるらしい。うむ。そこでドヴァ筋が鍛えられるのだな。それに「たてて」の鍛錬にもピッタリの場所だろう。そこに向かおうではないか!

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そうそう、俺はこれまでの実績が評価され「従士」の称号を貰った。今後は女戦士のリディアが同行してくれるらしい。

新しい仲間だ。頼もしいぞ!

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……そろそろ奴が出てくる頃合いだ。

俺は所持品を隠す場所を変えた。これまでは水路に装備を隠していたが、水中は視認性が悪くて拾うには便利とはいえない。

そもそも俺はホワイトランの市民であり、従士だ。ここは正々堂々とホワイトランの施設を借りようではないか。

俺はホワイトランの門の一室に装備品を隠した。こんなところに装備品があるなんて輝和も考えないだろう。

ただ、流石に、輝和が目覚めた時に前回と同じ格好では逆に怪しまれる。ここはホワイトランの衛兵の鎧を着用し、いかにもそこそこの任務を成し遂げた風に装うのが得策だ。

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俺は酒場に入ると輝和の食事の準備をした。まず机にある先客の食事をシャウトで一掃だ。

そうか、この送風能力はこのためにあったのか!これがドヴァ筋!

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次にワイン、チーズ、野菜スープの用意だ。ちなみに、これらを並べるのはかなり手間がかかる。

今回はちょっとヘルシーなメニューにしてみた。肉ばかりだと体臭が臭くなって女にモテないぞ!輝和!

俺は「刑期完了美味しいぞ食」と書き置きを残し、意識を手放した。なぜか書き置きは10文字以内しか残せないのだ。

それでも俺が脱獄せず満了するまで刑期を全うしたことはわかるし、目の前の料理が美味しいのも理解するはずだ。

吉田輝和による第6話はこちらからどうぞ!

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吉田輝和はまげまに、まげまは吉田輝和に何かしらのイタズラを毎回していく。しかし、イタズラはすぐに気づかれるとは限らない。それでもイタズラは回を重ねることに蓄積されていく。日記が進むごとにスカイリムの地はイタズラの痕跡だらけに……。

全編は、無料枠のみで楽しめますが、有料枠のイタズラ内容を知っていると後々の展開でニヤリとすることがあるかも……。軽めの内容ですが、この企画を応援するための投げ銭&スパチャ感覚で読んでいってください。

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