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一生忘れられない誕生日

2019年1月6日、日付が変わった真夜中の2時。

私と息子はインフルエンザで寝込んでいた。私は横になりなが息子の様子を見ていたとき、息子が突然起き上がり大好きなぶどうパンを食べたいと言い、ぶどうパンをちぎって妻に食べさせてもらっていた。

と、それは突然起こった。

パンを食べていた息子が痙攣し硬直。そして目の焦点が合わない。

初めて痙攣を目の当たりにして、一瞬にして私は布団から飛び出した。

やばい!と叫びながらすぐさま119番へ。

状況説明と住所を伝え救急車の到着を待つ。

もうその待っている時間がとにかく恐ろしかった。

もう一度、言いますが痙攣。硬直。そして目の焦点が合わない。

どうにか息をしている息子が目の前に。

生きた心地がしないというか、地獄に突き落とされたような感覚しか今は覚えてない。

慌てて準備をして救急車内へ。まだ反応がなく目の焦点も合わない。

とにかく回復してほしい一心で祈ることしかできない。

病院へ着く頃には意識も回復して受け答えも少しできるように。

念のためそのまま妻が付き添いながら個室へ入院。(インフルのため)

まさかの3歳の誕生日に入院だなんて。

親として何もできない無力と息子にもっと注意を払っていれば、熱性痙攣が起こる前に何かできたのではないか...と自分を責める言葉しか思い浮かばない。

徐々に回復をして脳症の疑いもないとのことで1泊で退院できた。

帰ってきてとにかくすぐに抱きしめた。このままずっと抱きしめたいと思うくらい、心から嬉しかったし涙が止まらなかった。

今は以前の息子にまで回復して元気な姿を見せてくれている。

今回のことで改めて感じたこと。

それは、家族と過ごしている当たり前の時間や日々が本当に幸せな瞬間であること。今日という日は二度とないこと。そして家族への愛と感謝を胸に一日いちにちを全力で過ごすこと。

後日、3歳の誕生日会を行ったんだけど、ハッピーバースデーが歌えたことにまた涙するのでした。

改めて3歳のお誕生日おめでとう。


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