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天官賜福3巻 64章~67章 感想

※こちらの感想は3巻読破後、2週目中の感想です。3巻全体のネタバレが含まれます!

64章

▼幽冥水府の骸骨。
3巻読み終わった後にここ読むと辛い。
この骸骨の正体は無念で死んだ本物の地師の骨。
黒水と師無渡の因縁を紐解くと終始黒水被害者でかわいそう…ってなるけど、結局黒水は命格こそ入れ替えてはいないけど、飛昇したての才能ある本物の地師を攫って長い間監禁してきて、最終的には殺害した。
自分がされた理不尽な行為を、結局部外者に行ってしまった。
これがあるから黒水への同情心は薄れてしまう…。
本物の地師はつい最近まで生きてて、天界に助けを求めていたのに…。
花城も分かってたけど、黒水の復讐に関わることだから深入り出来なかったんだろうな。

…と書いたけど、65章の最後で花城が「本物の地師を殺したのがあいつかどうか、俺は知らない」と言ってるから違うのか!?マジ!?
本物明儀を捕まえたのは黒水だろうけど殺したのは第三者…??
え~~~天官賜福こわい~~~~;;
黒水に協力?することで得する人間が他にいるのかな。

▼ずーっと殿下を復讐劇から遠ざけたい花城。
三郎の姿で再会してからも、殿下の優しさが以前と変わっていないことを知ってるから、殿下が風師と仲良くなると絶対に助けようとすることが分かりきってたからこそ遠ざけたかったんだね。
でも、花城の想定外のことが起こってまた離れ離れに(肉体は一緒にいるけど)
また移魂大法だ~~~!!^^
ここ置いていかれた花城サイドの光景見たいな。
めっちゃオロオロしてそう。でも謝憐の身体はしっかりキャッチしてそう。
そして以前以上に切羽詰まった状況で二人の人格が一人の身体に…。
風師の心中思うと泣ける;;
殿下がこんな力ずくの方法でも助けに来てくれて、どんなに嬉しかっただろう。
しかし風師の身体でもめっちゃ強い殿下ほんと頼もし過ぎる。
頭も良いし、思慮深いし、殿下も凄いスパダリだよなぁ。

65章

▼謎は全て解けた。見た目は17歳、頭脳は817歳、名探偵シエリェン!
殿下の推理・謎解きパート。
この辺りはミステリーの解決編みたいな雰囲気。
ずっと邪魔が入り続けた黒水ターンともいえる。
でもギリギリまで風師には優し気なんだよ…;;
謝憐も、なんて友として付き合いがいがあるんだろう!って言ってるし。
真実を謝憐から告げられた風師の衝撃たるや…心中計り知れない。
賀玄として飛昇して、師無渡お抱えの中天庭の神官として生きる青玄が仲良くなるifが見たい…;;

▼賀玄と師無渡
明儀が裏切り者と確定してない段階(明儀=黒水と分かってない段階)で師無渡は致命傷を明儀に与えて先制攻撃してる。
そんな血も涙もない行いを命格入れ替えた時から変わらず行うから、ここで黒水は復讐をやってのけると決意したのかな…。
賀玄も青玄相手に友情を感じていたのか、恨みたいのに恨みきれない気持ちが僅かながらあるのが歯がゆいね。
青玄が一度でも兄を選ばなかったら賀玄との別の道があったのかな…?

師無渡の最後、これはわざと賀玄を挑発して自分を弟に殺させない第三の手段を選んだんだね。
二人の兄弟愛は本物だな。
そしてそれは目論見通りに運んだ。
だから二人で生き残りたいと言った青玄の願いは叶わなかった…どころか目の前で……。
描写結構グロかったですね。
師無渡への復讐を果たした後、賀玄が青玄に向き合ったところで謝憐の意識が本体に戻されてその後どうなったのか分からず…。
こんな状態で待たされるのやだーーー!!
早く4巻お願いします…!!!
(おおよそのネタバレは知っちゃったけど…)

▼打って変わって花怜はいきなりクライマックスみたいな事態になってます。
花城苦肉の策だな…法力を口づけで吸い出すって…。
タイミングによっては大分危ない気がするけど!?
しかも別に口づけじゃなくてよくね…!?という気もするけどそこは黙っておこうか。
この場面は謝憐が無我夢中故に乗り気な印象を受ける…!
でも最終的に殿下を自分の体の下に押さえ込みたい花城流石鬼王です。
ここの描写凄い好きだなー。
花城は口を離したのに、焦燥感に駆られて謝憐の方から…ってよきですね。
そして戚容、これは被害者。
そして裴茗もご苦労様。
一真は最近ラジドラの新規イラストで後ろ姿だけ出てきてめっちゃ気になってきた子!!
今後花怜にも絡んでくるのかな?信徒は殴るし挨拶も出来ない!かわいい予感がする!!

▼黒水は縄張りも捨てて神官も辞めたらしいなら地師の座も空白になるね。
しかし神官人気総選挙(?)3位、8位、9位が空位になるのか。
既に天界大混乱だけど地師の件はとんでもない裏があったから霊文に更に負担かかって大変だ…。

66章

▼色んなトラブルに巻き込まれる系主人公、謝憐。
何か悪意と意図があって謝憐を引きずり出したいのかな。
1巻で扶揺が「世界の中心です」って言ってたから宿命なのかも。
そりゃ鬼王にも好かれますわ。

▼気位が高かった師無渡はまだしも、風師の「仲の良い友人」が見当たらないって切ないね。
…可哀想だけど、気前の良さを目当てにして風師に付き合ってた人が多かったのかも?;;
彼の明るさと風のような人柄は本物だから、それだけとは思いたくない。

▼「小花」
謝憐の弟設定なのか~~かっわいい!美形兄弟だ…!^^
将来の殿下信徒予備軍のためにせっせと働く小花けなげ;;
いつの間にか菩薺観に帰ってきた三郎に「おかえり」「ただいま」って言い合う関係性になってる~~~;;尊い。もうここが『家』だね。

▼鬼市で卵配って歩く殿下かわいい。
城主のご友人なこともあるけど、どんどん鬼市で地位を確立してる神官^^
花怜に絡むと絶対不幸になる男戚容、いいね!
二人で戚容を見送って千灯観へ帰るって…まるで子供預けた夫婦水入らず感あるんですけど。

▼片方の眉を高く跳ね上げる仕草を真似たり、「嘘ばっかり」って台詞を言ってみたり、好きな人の仕草や口癖を真似るってリアルに通じる恋愛テクニックだと思うんですけど…!
小悪魔や…!謝憐さんほんと小悪魔。こーれモテます。

▼「一度好きになったらそれだけを永遠に心に刻んで、他のものが入る余地なんてなくなる」
三郎の無上の愛は凄いな…。
800年生きてて、ほんの少しは挫折することや惑うこともあったかもしれないのに。
こ、これがBig  LOVE…!!!!?;;


67章

▼鬼たちが大変なことに~~~!!!
厄命も大変だけど、城主!!!!やだ!!!!!
無意識で手ェ出しちゃってるよ殿下に~~~~~~~~!!!!//////
でも本人の意思ではないのでセーーーーーフ!!
法力が注がれて、温かくて苦しいくて体を貫かれてしまいそう…って…エッッッッッ!!!!!!!!
ここの見どころって謝憐だと思うんですよね。
舌を絡めて唇を貪り合い一線を越えてしまった。(地の文)
…つまり情欲を持ってしまった、ってことですよね。
自分は三郎のことをそういう意味で好ましいと思ってる、って確信を持ってしまったってことですね!
三郎には金枝玉葉の貴人という想い人が居るのに…!っていう両片思い。
三郎は意識が混濁してて目の前の人間が謝憐って把握していない。
そんな状況で口づけを交わし合ったことを本人には言えない。
唐突に訪れたこの緊急事態のせいで自分の気持ちに気付いたのか…。

というかこの場面、台湾版4巻の表紙のエチエチシーンですよね!!?
この表紙始めて見たとき度肝抜かれたよ。
こんな!!!こんなシーンあるの!!!??>////< って。
本番シーンは本編にないって聞いてたのに!!??(ハマる以前に真っ先に調べた)
ここ読むの楽しみにしてましたけどまさかフライング3巻でやってくるとは。

▼銅炉山が開く。
…ってことは戚容が4害はく奪の危機ってこと!?w
天界もひっちゃかめっちゃかな上に更に新たな鬼王誕生!?で更に波乱に。
ここで3巻は終わり。


はぁ~~~~~~2回目読むのも本当楽しかった。また1巻から読みたい。
何とか感想書ききれて良かったです。
アニメ2期をきっかけに今年の3月から天官賜福にハマって、原作小説3巻まで一気読みできたのは幸福でした。
4巻は是非とも延期せず半年後には出して欲しい…!!
私には魔翻訳は無理だ…!だって日本語で書いてあっても展開追えなくなったところあるもんw

天官好きになってまだ一つですけどpixivに小説投稿出来たのもとても嬉しいです。
あと全然絵は上手くないですが、10年以上前に買ったSサイズのペンタブまで引っ張りだしてきてクリスタ(絵を描くソフト)を今のPCにインストールしたりして、私にしては大分前向きに創作意欲が刺激されてます。
今までいくつか作品を心から好きになってきましたが、実際に作品を投稿したのは初めてで自分でも驚いてます。
このnoteとかpixivやXを通じて、天官賜福について語れる方ができるといいなー;;と思ってます。
コンスタントに作品を作らなきゃダメなのかな…。
2期からハマった同じ境遇の方も結構いるみたいなので語り合いたい~。

今後はアニメ3期の発表を待ち望みつつ、4巻を心待ちにして文章書くのも、絵を描くのも上手くなれるよう頑張りたいな~と思います!!
…猫耳FM、登録課金しようかな…^^

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