バレーボール方法論: もっとオーバーカットしよう


バレーボールといえば…

バレーボールと聞くとやっぱり、
手のひらを組んで両腕をのばして、
「はぁーい」っつってレシーブするのを思い出しますよね。

アレ、正式名称は「アンダーハンドパス」と言います。

一方、「レシーブ、トス、アタック」の「トス」をやる時の、手のひらでフワッとするやつ、
あれは「オーバーハンドパス」ですね。


この2つがバレーボールのパスの基本ですが、
バレーボールというと前者の「アンダーハンドパス」のイメージが強いのか、
初心者の方に「パスしよう」といって
ボールを投げると、十中八九、アンダーハンドパスの構えをします。


それは意外と初心者に限ったことではなく、
ある程度バレーボールを部活などで経験した人でも、
なぜか「アンダーハンドパスが基本」と考えてる人が多いみたい。

チャンスボールが来た時に、アンダーで返す人が結構多かったり。でも…


アンダーハンドパスは安定感が悪い

アンダーはなるべくやらない方がいいですよ。
だって難しいから。

普通に考えて、2本の腕で受けるより、
10本の指で受ける「オーバーハンドパス」の方が、
圧倒的に安定感が出ます。
アンダーはコントロールが難しい。

アンダーの良さは「強いボールに耐えられる」という点、ただそれのみです。

安定性を犠牲にしてでも強いボールへ対処しなければいけない、
例えばスパイクカットや、ジャンプサーブをレシーブする際にはいいけど、
それ以外のほとんどの場合はオーバーの方がいい。

みんななぜかアンダーやりたがるんですよね。
間違ってますよー。


なぜみんなアンダーハンドでレシーブする?

みんながアンダーでやりたがる人には大きく分けて2パターンがあります。

まず①アンダーハンドがうまくて自信がある人。
うまい人は何やってもいい。
アンダーがうまい人は、強いボールにも耐えられて、かつ安定性もあるわけですから、
アンダーが最強です。リベロでたまにこういう人を見ます。
いいね、うまくて。

次に、②うまい人に憧れて見よう見まねでやってる人。
これは一生懸命練習してるということなら文句は言わないけど、
試合ではやめた方がいい。
正直、あきらめてオーバーハンドパスを磨いた方が早いよ。


オーバーハンドでサーブカットしよう

ジャンプサーブじゃない普通のフローターサーブをカットするなら、
基本はオーバーハンドでいきましょう。

アンダーハンドでサーブカットをするなんて、
いわばイチローがフライを背面キャッチするような、
一部のうまい人に与えられた特権みたいなもんです。
凡人はやめておきましょう。

一度ルール改正でサーブカットはアンダーハンドのみ、とストイックな条件が課されそうになったことがあったけど、
とりあえず今はまだルール的にもオーバーハンドOKみたい。

どんどんオーバーカットしよう。


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