見出し画像

小さい頃から受ける言葉で心は成長していく

子どもに掛ける言葉。

皆さんは気を付けている事や意識している事はありますか?

「言葉」は、人が感情や想いを伝える手段として重要な役割を果たしています。

自分のことを相手に伝える訳ですから「言葉」って大事ですね。

怒ってる

嬉しい

寂しい

楽しい

など、言葉一つで相手に伝わり、受け取った人に大きな影響を与える。

特に幼少期の子どもは、周りの人が発する言葉に敏感に耳を傾け良くも悪くも吸収していきます。

ふとした時に、誰かが言っていた言葉を真似して話してみたり、覚えたての言葉を何回も使ってみたり。

そうして使い方や表現の仕方が身についていきます。

親が子どもに掛ける言葉にも、感情や想いがしっかり詰まっていて、小さくてまだ言葉が理解できていない様に思えても声のトーンや表情、スピードなどの違いから子どもにもしっかり伝わります。

その為、大人の言葉は子どもの成長に大きな影響を与えると言われています。

子どもに良い影響が出るように、投げかける言葉を考えていきたいですね。

今日は、幼少期から意識したい「言葉」について触れていこうと思います。



1.自己肯定感と言葉

子どもが成長していくにあたって自己肯定感を持っているというのは大切な事です。この自己肯定感を上げ下げするのも言葉が大きく影響しています。

まず、自己肯定感を簡単に言うと「自分を信じる」感覚的なものです。

自己肯定感の高い子は

・積極的
・色んな事にチャレンジしていく
・前向き

逆に自己肯定感の低い子は

・消極的
・失敗を怖がる
・ネガティブで自分を信じられない

子どもは、失敗を糧に何度も挑戦し自分のものにしていきますが、自己肯定感が低いと、自分の存在価値を低く見ているので自信が持てず、「どうせ無理だ・・・」と後ろ向きになっていきます。

特に子どもは毎日が新しい事だらけ。「自分は出来るぞ!」と前向きに取り組んでいきたいですね。その為にも自己肯定感を高く持てるようにしてあげるのが子育てに於いても大切です。

ここで大きく影響するのが言葉です。

お父さん・お母さん・家族など身近に居る存在から貰う言葉が、子どもの自己肯定感に関わってきます。

例えば、

「何で出来ないの?ダメでしょ。そんなの無理に決まってるじゃん。とにかくやめなさい」

など、後ろ向きで否定的な言葉を何回も浴びると「自分はダメなんだ。どうせ無理。やっても出来ない。」と思うようになり自己肯定感は低下していってしまいます。


自己肯定感を高く持ち、自分を信じて前向きに挑戦していく子になっていくには

「あなたは出来るよ。よかったね。すごいね。こうしてみたら出来るかも知れないよ。やってみよう。」

など、肯定的で前向きな言葉を沢山浴びる必要があります。

忙しい中で子育てをしていたら、大変だしついつい厳しい言葉になり子どもを否定してしまう事もあると思います。ですが、意識することで少し言い過ぎたかな。次はもっと褒めてあげよう。否定してはいけないな。と気づけるようになっていきます。

これから何十年も生きていく子どもが自分を信じて前向きに進んでいけるように普段から心掛けるようにしましょう。


2.言葉プラス表現で愛情を伝える

乳幼児期の頃から愛情を受けた実感がその後の自己肯定感に繋がってきます。

愛情がきちんと子どもに伝わるように、

・声のトーン
・表情
・スピード
・スキンシップ

を意識して伝えてあげましょう。

例えば、出来なかったことが出来るようになった時、子どもは見て欲しくて知って欲しくてアピールしてきます。そんな時に溢れる笑顔で「出来たね!良かったね!○○は凄いね!」と言って抱き締めてあげる。一緒に喜んでくれた。やってよかった。と子どもは肌で感じ取り自己肯定感が高まります。

上手く出来なかったときは、穏やかな表情でゆっくりと「そうなんだね。でも、こうやってみたら出来るかも知れないよ。一緒にやってみよう。○○ならきっと出来るよ!」と寄り添い、いつしか出来るようになった時は一緒に喜び認めてあげる。

子どもが否定的になっている時こそ、一番身近で信頼しているお父さんやお母さんが肯定的な言葉を投げかけ、「我が子を信じる」気持ちを言葉や態度で伝えてあげると、子どもは必ず前向きにやってみようとチャレンジしていくようになります。


3.寝る前の一言で愛情は伝わる

子どもに愛情を伝えることが大切ですが、忙しいお父さんお母さんにとっては、時間が足りないと不安に思う事もあるかと思います。

時間が十分ある場合も、無い場合もちょっと工夫で愛情をしっかり伝えてあげる事は出来ます。

幼い子は、お父さんやお母さんと一緒に寝る子が多いと思います。一緒に布団に入り、これから眠りに就くという時に「○○が大好きだよ」と伝えてあげましょう。

笑顔で穏やかに、頬を撫でたり抱き締めてあげたりしながら伝えてあげると、短い言葉でもしっかりと子どもに伝わり愛されている実感を受け取る事が出来ます。

沢山の言葉を投げかけなくても、短い言葉でしっかりと伝えてあげる。そんな少しの工夫で子どもの心は成長していきます。



4.まとめ

いかがでしたでしょうか?

・身近な存在から貰う言葉が子どもの成長に影響を与える。

・言葉で自己肯定感を高める

・乳幼児期から愛情を言葉や態度で伝えてあげる。


「言葉」ひとつで子どもはどんどん育っていきます。

否定では無く、肯定してあげる。

愛情を一心に言葉に表して伝える。

ちょっとしたことに聞こえるかも知れませんが、これから輝いていく子ども達の根幹を支える大切なことになると思います。

普段から意識して、成長に寄り添って行きましょう。


記事を読んでいただき有難うございました。
いいなと思ったら、スキ・フォローお願いします(^^♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?