ちょっと立ち止まって、思った事
子育て、保育、教育って考えれば考える程深いし答えを出すのって凄く難しいな思う。
保育園で考えても、色んな特徴のある園があり、それぞれ拘って取り組んでいる姿を見ていると学びになるし、こういう事も取り入れてみよう、という気持ちになる。
専門的な知識や経験はもちろん必要だし、そこで得た保育や教育に向けての取り組みは、きっと将来の子ども達にとって財産になると思う。
ただ、自分自身も子育てをしながら保育園を経営していることもあり素直に疑問に残る事も多かった。
これって保育園の価値観を押し付けてない?
それで大変な思いをするママ達も居るんじゃない?
子どもにとって一番必要なものって何?
色んな事を考えてもやっぱりたどり着くのは、
子育てをしている「ママ達の笑顔」が子どもの幸せに繋がっていくということ。
ある人に授けてもらった言葉
「子どもにとってママの笑顔が1番の教育じゃない?子育てをしているママだって、みんな輝きたいし笑顔でいたいと思ってるけど、分からない事だらけで重くなる。そんな時に、大丈夫?って声を掛けてくれる人が居て、話を聞いてくれる人が居るだけでも、安心できる居場所になる。繋がりって大事だよ。」
その通りかも知れないと思った。
保育園の役割っていつも考えるけど、子どもを安全に預かる、成長や発達を支援していく場所。
当たり前にそうであるけど、本当に大切な事はもっと根本的なところにあるかも知れない。
子どもを産んで親になると、新米ママであっても即一人前を求められる。でも、本当は頼りたいし、分からない事を誰かに聞きたい、投げ出したい時だってあると思う。
愛情があるからこそ悩むし、上手くいかない事にフラストレーションを抱えていってしまう。そのまま抱えたまま行ってしまえば、ネグレクトや虐待につながってしまう可能性だってある。
こんな時こそ保育園の真の役割があるのではないかと思う。
保育園の本当の良いところは、身近な保育士や園全体がママ達に寄り添える事だと思うし、共感してくれる場所であること。
迷いながらも、苦しみながらも頑張っているママ達の居場所になれること。
「繋がり」と「共感」
シンプルだけど、ママ達が笑顔になり子どもと一緒に輝いていくために見落としてはいけないことだなと思った。
私の信念は、「事業を通して関係する全ての人を輝かせる」こと。
だからこそママの悩みは自分にとっての悩みだと思うし、素直な気持ちで受け入れることが出来る。
単に保育園と保護者としてではなく、子どもに対する想いを共有する人として関わっていくべきではないかと思う。
幸いな事に、一緒に仕事をする仲間は我が子以上に園児を想い、時には涙を流して寄り添ってあげたいと思ってくれる先生ばかりだ。
縁あって子どもや保護者、職員などに関わることができ、その人たちに大切な事を授けてもらえることに感謝する毎日。
子どもの笑顔が、ママの笑顔が原動力となり頑張っていけるのだと実感した。
簡単ではないし、大変な事ばかりだけど
これからの子ども達やママ達が輝いていける為に、もっと考えて色んな事に取り組んでいこうと思う。
様々な家庭との繋がりがあり、共感してくれる人が居るという保育園。
そんな場所になれたらいいなと思った。
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