子どもの「なんで?」にどう答えるか
1~2歳になってくると少しずつ会話が出来るようになってきます。
乳児から幼児へ大きくなるにつれ、どんどん言葉を覚えて、大人と会話できるようになると成長を感じ関心します。
親からすると、
「こんなに話せるようになったんだね」
「こんな言葉も覚えたんだ」
と嬉しい反面
「なんで?」
と子どから質問攻めにあい忙しさも相まって対応に困ることも出てきます。
こどもから質問を受けた時、どんな返事をするでしょうか?
子どもの疑問にどう対応するかでその後の思考力や想像力の成長が変わってくると思います。
1.なんでだと思う?なんでだろうね?
子どもが質問を投げかけてくるのは自然なことであり、新しい事を覚えたい・知りたいという純粋な向上心からくるものです。
ここでやってみて欲しい事は
「何でだと思う?」
「何でだろうね?」
と質問を返し一緒に考えてみようという機会をつくることです。
丁寧に答えを教えるのが良いかと思いがちですが、答えを知った時点で考える事は終わってしまいます。
正しい答えを大人に教えてもらうよりも、自ら考えて答えを探す。
子どもの思考力や頭を育てる為には、教えるよりも考えさせるということが大切です。
日頃から親との会話で「なんでだろね?」という言葉を口にすることで考える機会を与えることになります。
遊びで考えると、
「これはこうやって遊ぶもの」
と最初から教えられたらそのように遊ぶと思います。
「どうやって遊ぶと思う?」
逆に、言われたらまず子どもなりの考えでやってみようとします。
自分で考えた遊び方が思ったように行かなくても、次はこうしてみようと思考を膨らませていくようになります。
考える → やってみる
思考と行動を繰り返す習慣が身についていきます。
2.思考を止めてしまう言葉
質問・疑問の投げかけに対してNGな言葉を使わないようにしたいですね。これをやってしまうと無意識のうちに子どもの力を伸ばしていく機会が失われてしまいます。
(1)どうでもいい、意味ないじゃん
大人目線で「そんなこと知って役にたつの?」という質問も沢山きます。ですがここでシャットアウトしてしまうと疑問に思った事がいけない事だと判断してしまいます。
(2)分からない、知らない
「なんで?」と聞かれて「知らない」「分からないから聞かないで」という会話はけっこうあります。親として、聞かれたら正確に答えないといけないと思う気持ちからくる言葉でしょう。ですが、必ずしも親が正解を教えなくても良いんです。知っているか知らないかの結果よりも、過程が大事。そんな時は「私も知らないから一緒に考えてみようか」と突き放さず寄り添ってあげましょう。その方が子どもには何倍も良い影響が返ってきます。
(3)そんなこといいの、早くして
質問を投げかけてくるときは成長のチャンス。子どもが物事に興味を持っているという時です。乳幼児は特に遊んでいる時は、思考と行動を繰り返している最中です。その中で生まれた疑問を投げかけているのです。興味を持って取り組んでいる最中に頭ごなしに遮断されると、自分から取り組む意欲すら奪ってしまいます。「尊い時間を過ごしている」と思い見守ってあげるようにしましょう。忙しくて今できなくても理由を伝え後で時間をつくってあげることも良いと思います。
子どもの成長は日常の中、特に親との会話から培われることが沢山あります。親として示す・教えるという考えも必要な場合はありますが、まずは寄り添って見守るという姿勢でいきましょう。その中で、子どもの主体性や能力が伸びていくと思います。
記事を読んでいただき有難うございました(^^♪
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