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オンライン コミュニティマーケティング #OCMJ Meetup #06 2020.6.6

#OCMJ 6日目は、よしえさん@コミュマネ|PR|Zoom使い にゲスト出演を頂きました。当初は30分のつもりが、ツイートでの参加も盛り上がり60分のライブ配信となりました。

よしえさん は、シューマツワーカーで「シューマイ」コミュニティマネージャーをされています(「シューマ」ツワーカーの「イ」ベント)。

シューマイ
世界で戦う日本初グローバル企業が多く生まれるために、その企業の核を担う日本のエンジニアのレベルを底上げしたい。そのために、最新技術・ハイレベル技術に特化したエンジニアコミュニティを形成し、勉強会・情報交換を行う機会を多く作る。
・オフラインイベントでの進行
オーディエンスの反応を逐次、見ながら進行しています。話題を振って、リアクションが薄ければまた違う内容にして、みんなが楽しめる空間を心がけています。それは自分も皆さんも「この場は心地よい場所だな」と

心理的安全性

を保てるように心がけているということです。そして自分は決して「カリスマ」であってはならないということも常に意識しています。つまり、

主役は私じゃない

と。「その人たちにとって、いいものを作った自分」が生まれたときに初めて主語が自分になるのだと。

・シューマイの概要
頻度は月2回、過去25回ほど開催し、connpass 上では1500人弱の登録がされています。基本的にはLTを主催(会社側から)依頼するようにしています。また(オフラインでの)懇親会では本物のシューマイを出して場を盛り上げています。初心者よりも上の層どうしのつながりを生めるような設計になっています。つまり、全体の底上げですね。

・実際にやってみて
熱量はだんだんと上がっていると思いますが、この「熱量」は本当に定義が難しい言葉ですね。その測り方は、次のライブ配信時にどなたかにぜひ語ってほしいです(笑)。シューマイは最初はあいまいな感じでしたが、回を追うごとに「なんとなく来る人」が少なくなってきて段々と、コミュニティの

「純度」

が上がったと思います。

スクリーンショット 2020-06-07 19.39.04

・安心と斬新が生む継続性とは?
「安心」とは?
継続的に来てもらうしかけがあることで、場に来てもらうことができる。これが心理的安全性につながるという意味です。

「斬新」とは?
新しいことをしないと、新規の参加者が増えない、新しいことをしないと、リピーターさんに飽きられてしまう。この、

新規性=アクイジション
継続性=リテンション

の両方の側面で必要な概念が「斬新さ」だと考えています。

「継続性」とは?
コミュニティは、死ぬまでやっていい。会社に要らない、と言われるまでやればいい。そう考えています。コミュニティの継続性を考える上でいちばんのNGは、属人性ですね。

・コミュニティ・マネージャーとは?
究極的には「毎日、人のご機嫌を取れますか?」ということに尽きると思います。これが真のコミュニティマネージャーなのではないか?私は「その人が何を考えているのか?」にいつもこだわっています。

・「感覚的マーケティングエモロジック」とは?
自分は7割が感覚的な人間だと考えていますが、まわりが教えてくれたことに従っています。そして経験によりロジックが出来上がる。つまり、感覚的にロジックを積み上げているんだと思います。それを「感覚的マーケティングエモロジック」と呼んでいます。
・「エモ」とは?
人の感情に「踏み入る」ことが重要。ここに関心を持つこと。関心を持って、相手が何を思っているかを探り、それに対応することで円滑なコミュニケーションが実現します。

・100人を「全員」見る
もしあるコミュニティイベントで100人が会場にいたら、100人全員を見ます。保育園に登園してくる子供たちを迎える保母さんの気持ちで。実際に受付をして、会場に座った人に話かけてみるなどを積極的にしています。

・「斬新」の維持方法は?
「前説」を始めました。イベント開始前に、シューマイの想い、コンセプトなど「コンテキスト」を参加者とあわせています。また全員が同じ行為をするように誘導(例えば挙手など)ことで、一体感を醸成するように心崖ています。
・コミュニティを始める方や企業へのメッセージ
多様性と許容のバランスをとる
ただコミュニティ設計の「フレームワーク」に従うことばかりではなく、心理的安全性の確保にも留意して欲しいと思います。全員を無条件に受け入れるだけでは、コミュニティは成り立たちません。CoC等を定めた「原則ありきオープン性」が必要だと考えています。

企業はコミュニティマネージャーの絶対的な味方であるべき
企業側は、100%、コミュニティマネージャーの味方であるべきだと考えています。なぜならコミュニティの育成には時間もかかりますし、最初は数値的な目標も立てづらい。なので、まずはその人に完全に任せるという姿勢を持つことが大切であると考えています。

▼ライブ配信を終えて
土曜夜にもかかわらず、多くのツイートでのリアルタイムな参加を頂き盛り上がったことが嬉しかったです。すぐに #note でのアウトプットやツイートまとめを作成してくれた方もいて、オンラインでも「一体感」「臨場感」を十分感じられた楽しい会でした。

▼#OCMJ を視聴してズキューーンされた話(まっきぃさん)

よしえさん、参加して頂いた方々、ありがとうございました!

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