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#016 最も大切な感情

※読了まで2分
[最も大切な感情]

幼児の各国での歴史観や心理発達学などを学んでいると、めちゃくちゃ学びがあります。

例えば、西原克成著の"赤ちゃんの進化学"では、内容の大半を「鼻呼吸めっちゃ大事だから!」と訴えかけてるし、

柴田純著の"日本幼児史"では、日本と海外諸国での「教育の定義がまったくちゃうねん!」と書いてあったり、おもしろい。

赤ちゃんの発達心理学では、赤ちゃんが生まれてから月齢ごとに発達していく"感情"の種類が特におもしろくて、

まず赤ちゃんは生まれた時には、
快、不快、興奮の感情だけがあり
月齢3ヶ月を過ぎると怒り、嫌悪、恐れが発達
月齢12ヶ月を過ぎると愛情、得意
月齢18ヶ月を過ぎると子どもや大人への愛情
月齢24ヶ月を過ぎると喜びや嫉妬
5歳になると希望、羨望、失望、不安、羞恥という感情が発達する。

これを"感情の分化"という。


これは周囲の大人たちが自立するまで"守ってくれる"事を前提とした感情の発達過程ではあるけど、その部分を差し引いたとしてもこの感情が発現する順番こそが生き物にとって大切な感情なのでは?と考えてみました。

感情はどれも大切だけれど、周囲に助けてもらって生きていく事は大人になっても変わらない事だと仮定して考えてみると、

自分が自分らしく生きていく、自分のやりたい事をやって生きていく時に最も大切なのは、

"快か不快か?(やりたいかやりたくないか)"、"興奮(熱中できるかどうか)"じゃないかと思えてくる。


つまり、嫉妬や羞恥などの外から受けるストレスは意識的なものであって、自分がやりたい事なら恥ずかしいとかそうゆう感情なんか突破していかなきゃいけないんじゃないか、と考えられます。

俺たちの体の中にあるものには無駄なものは一切ないと考えていて、不安や恐れも命を守るために絶対に必要。

でも現代においてチャレンジして死ぬなんて事はないから、自分の感情に打ち勝っていかないといけない。


そうする事で自己の成長は飛躍するし、自己肯定感の高まりが起きる。

いつでも自然の中において、何が最も大切なのか?を考える事で、外から受けるノイズやストレスを違う捉え方で振り払うことができる、というお話でした。

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