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ルメール川田不在のステイヤー対決で浮上する人馬は?天皇賞春を展望する

この記事は、競馬評論サークル芯力のスペース2024.04.27 21:00~からの文字起こしです。


第169回天皇賞春

こひ(以下、こ):昨年の勝ち馬のジャスティンパレスはドバイを選択し、2着ディープポンドは近走不振、3着シルヴァーソニックも一年弱ぶりの前走惨敗からの参戦となり、菊花賞1,2着馬を送り込む4歳世代は世代レベルに疑問符がつけられる中、一昨年の3着馬であるテーオーロイヤルがダイヤモンドSと阪神大賞典を連勝して参戦。古豪テーオーロイヤルが4歳世代を迎え打つという、あまり見ない構図で争われる春の天皇賞となりました。

そのテーオーロイヤルですが、枠が14番とかなり外の方。前走の勝ちっぷりは鮮やかでしたが、インをロスなく運べるポジショニングによるものでもありました。この枠からどう運んで行くのか、外外を回し続けて勝ち切れるレベルの馬なのか、鞍上の菱田ジョッキーの手腕が問われる設定になった印象です。逆にここを勝ちきってのG1初制覇となればそれは素晴らしい手綱捌きとして讃えられるものになるでしょう。そこまで菱田ジョッキーを信じられるかどうかで、馬券の入り方は異なってくるレースではないでしょうか。スタート後、ドゥレッツァを見ながら外につけるのか、自分で前を取りに行くのか、出たなりで運ぶのか。いろんなペースにも対応できる柔軟性がある馬だけに、意思を持って乗って欲しいですね。

個人的にはこの単勝倍率であれば、菊花賞を完勝したドゥレッツァの方に賭けたいですね。こちらは12番枠も、もちろん菊花賞より良い枠ですし、一つ内にある程度ポジションを取りに行きそうなマテンロウレオがいる点も、スムーズなポジショニングが期待できそう。今の京都は年始開催の影響もあり、外からでも差せる馬場だと思いますし、後ろにテーオーロイヤルを従える形であればこの馬の瞬発力の方が勝るのではないかと思っています。菊花賞はマジックが必要な枠でしたが、今回はマジックが必要ない舞台設定で、戸崎ジョッキーが普通に運べると1番強いのでは、と思います。前走の大きな着差は全てが完璧に運べたプログノーシスのパフォーマンスが全て発揮されたからであり、あの位置どりからでも2着に押し上げられたことは能力を証明していると思います。

2頭が強いとは思いますが取りこぼしがあるのはテーオーロイヤルの方ではないかと想定しつつ、他に狙いたい馬としては昨年3着のシルヴァーソニック、長距離の横山典弘マテンロウレオ、内を上手く使った時のブローザホーン、人気の盲点のサヴォーナの日経新春杯組ですかね。タスティエーラはコンディション次第ですが、この人気ならケアしたいところです。

くらみゆた(以下、ゆ):同じく人気を考えるとドゥレッツァから入りたいですね。モレイラ騎乗でタスティエーラがこの人気なら抑えたいところです。

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