2023年3月新人騎手デビュー週雑感

この記事は、2023年3月4日21時00分〜 Twitterスペース 芯力休憩所 #15「行く人来る人」、2023年3月5日16時30分〜 Twitterスペース 芯力休憩所 #16「弥生戦線突入」からの文字起こしです。

蒼山サグ(以下、蒼):目についた新人についてお伺いしてみたいと思うんですけども、ゆたさん何かお話いただけますか?

くらみゆた(以下、ゆ):そうですね、気になった新人騎手2人というところ、小林美駒騎手ですね。新潟出身で新潟競馬場の乗馬苑の乗馬を始めて、両親が競馬好きでそれで名前に駒が入っているという、ジョッキーになるべきしてなったプロフィールのようなんですけれども。今日の最終 レースで直線早めに抜けだしを図って、一旦先頭に立ったんですけども、最後3着という競馬でした。道中でちゃんとポジションを取りに行ったという減量を生かした競馬をしていたので、積極的でよかったなと。また中央競馬の制裁に関してブログ書いてる方が書いていたので気づいたんですけれども、ムチの利用で今回戒告もらっているんですね。残り200というところから連打と。まあ良いことじゃないんですけれども、直線入り口では最初左ムチで3発ぐらい叩いて、馬が内に入ってから持ち替えてそっから右ムチで6連打てという形だったんですね。なので、もちろん叩き過ぎ良くはないんですけれども、それなりにちゃんと新人の割にムチを扱えてるなっていうので、ここ楽しみだなと。兄弟子が横山武史騎手ということで、結構面倒見てるという話もあるので、日本の女性ジョッキーもなかなか大変ですけど、いきなり初日でインパクトのあるレースをしたなと思いました。
あともう一人が佐藤翔馬騎手。小桧山厩舎所属で来年厩舎は解散なので最後の弟子という形になるんですが、ギャロップの連載でよく取り上げられてて、卒業式で(佐藤騎手を師匠が)抱き上げてる写真の裏話とか載ってたんですけど。お父さんが川崎のジョッキー 佐藤博紀で、お母さんも厩務員。やっぱりトレセン育ちというか関係者育ちなんですけれども、この中山の6レースは、ちょっと気になって馬券買ってたんですね。このレース全然前走の好走している馬ががいなくて、小回り向きアメリカンペイトリオット産駒で先行しスムーズにいければいけるんじゃないかなと。結局馬が結構前進気勢強めでちょっと持っていかれちゃってて、そういう中で3,4コーナーで早めに動いて、直線2番手まで上がるというような競馬でした。結局は負けちゃってるんですけれども、その 3,4コーナー結構動いてて度胸あるなと。斜行で戒告もらってるんですよね。直線もふらついて戒告もらってるので、ちょっと度胸はあるけど、技術が若干足りないみたいな感じがするので、技術がついてきたら楽しみなのかなと思いました。

蒼:なるほどありがとうございます。こひさん何かありますか?

こひ(以下、こ):関西の田口寛太のデビュー戦になったのが1レースだったんですけど、そこで2着に連対して、結構乗れてるなというような印象で見ていました。改めてパトロールとかも見てたんですが、出てからはいろいろ進路探したりするようなところですとか、若干フラフラするようなところはあったんですけれど、外に出せる状況であっても、あえて外に出さずに3コーナーでインの方を意識して回ってきまして、直線で一気に外に出していったりですとか、デビュー戦とは思えないぐらいコース取りの意識があるなと。改めて見て気づかされました。直線でも外からムチ入れたら内に行きそうな感じなんで、ちゃんとムチ持ち替えて、まっすぐ走らせていたりしていましたし。確か田口騎手は両親が両方とも笠松の元騎手で、お父さんが今調教師してみたいな形、ある種のサラブレッド、そういったプロフィールの新人騎手なんですけれど、デビュー戦からちょっと見所もありますし、所属が大橋厩舎ということで割と穴目のところで結構いい仕事する厩舎でもありますので、乗鞍とかに恵まれていくと面白い騎手になっていくのかなというところを、期待しています。

蒼:昨日に引き続き新人騎手がやってきて2日目のレースということなので、引き続きゆたさんから新人騎手についてに話していただけたらなと思うんですけれども、どうでしたか?

ゆ:そうですね昨日触れたまず小林美駒ジョッキーですね。こちら8レースでも減量活かした競馬で5着というところで、自分の持ち味をよくわかってる前の意識も高いレースをしているというところで楽しみだなというふうには思いました。一方栗東の方ですね、河原田騎手、どちらかというと前評判的に技術的に(河原田騎手の方が)評価が高かったのかなというイメージがあったんですけれども。ちょっと今日は若干ちぐはぐな競馬が多かったのかなという気がしていて、噛み合わなかったのかなというふうには思いました。ただ去年今村聖奈騎手が、やっぱりデビュー前に前評判高くて初日見てみたら結構ちぐはぐというか、大外回ったりとか無駄が多いレースが多くて、どうなるかなって心配してたら、意外と2,3週間でだいぶ立ち直ってきて、その後の活躍は皆さんご存知の通りという形だったので、今日だけではまだわからないかなと思います。ちょっとズレますけど今村ジョッキーが結構アジャストに時間かかるタイプなのかって最近ちょっと思っていて、一回小倉とかで一つの型でレース続けると場所変わった時とかにちょっとハマりがちで。まだ2年目なんですし、こういう見方は可哀想なかもしれないですけども、そういうところはちょっとこの後、例えば第三場じゃなくて、中山とか東京とか慣れないところでいっぱい乗ってきた時にどうなるかなって気をつけてみたいかなと思ってます。

蒼:なるほど、ありがとうございます。ちなみに河原田さんなんですけども、今日一桁オッズの2頭に乗ってたみたいなんですけども、この辺人気先行になってるのか、それとも割とそれなりにいい回ってきてるのかどっちの印象でしたか?

ゆ:どっちなんでしょうね。人気先行ってほどではなかったような気がするんですけどね。もう少し様子を見てという感じですが、ちょっとやりたいレースと馬の得意なレースが、そこまでハマってないのかなっていう気はしました・

蒼:なるほど、ありがとうございます。どちらにせよ勝負にならないような馬もいたみたいですけれども、二場開催で乗って4鞍乗ってきてるなら、それなりにサポートありそうなので、来週以降も楽しみですね。

ゆ:そうですね。師匠が渡辺薫彦で師匠に可愛がられて育った騎手ですから、フォローしてあげるんじゃないでしょうか。あとはこの1週目で馬券に絡んだのが田口寛太騎手で両親が騎手っていう、なかなかの言い古されたようなサラブレット一家のプロフィールの騎手なんですけど、今日も内にこだわる意識は見えてましたし、なんだかんだで2日連続馬券に絡んできてる。しかも今日は7番人気で3着っていうところもあるので、きちんと減量を生かして、乗っているのかなっていうところ。初勝利はそんなに遠くないのかなというふうに思いました。あと石田拓郎騎手とか小林勝太騎手はちょっと騎乗馬のレベルが厳しいなと。

蒼:ローカルに行ってからでしょうかね?

ゆ:そうですね。そうなると思いますし、やっぱろ女性ジョッキーこういう時使いやすいなって思いましたね。

蒼:全くの横並びだったら1kgはさらに軽い方がいいよとなりますよね。

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