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ダートグレード牝馬路線定点観測(2023年5月)
ダート牝馬路線の定点観測第三弾。今回は、スパーキングレディーCに向けた最新ボーダー、関東オークス登録馬を見ながら、関東オークス出走への道についての解説をお送りさせていただきます。
まずは7/5に川崎競馬場で行われるスパーキングレディーCに向けた最新ボーダーですが、エナハツホが三条Sを勝ってオープン入りを決めた以外は、先月からの大きな動きはありませんでした。
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スパーキングレディーCのJRA枠は4になりますので、順当にグランブリッジ、ペルアア、レディバグの三頭が選ばれ、オープン特別牡馬相手でもやれるところを見せたタガノクリステル、そしてエナハツホが1/2で枠を争う構図となっています。出走馬決定は6/18、夕方くらいの予定です。
そして本日発表となりました関東オークスの出走馬。以下の4頭が選出されました。
クレメダンジュ
パライバトルマリン
フェブランシェ
メイショウオーロラ
例年では芝からの賞金を持った転戦馬がいたりするのですが、今年はゼロ。純粋にダートで勝ち上がってきた馬たちばかりの枠争いとなり、ダートで2勝している馬6頭で4枠をめぐる抽選となりました。補欠に回ったのはニシノカシミヤとライオットガールです。
兵庫JGで牡馬相手にも真っ向から競馬をしたメイショウオーロラが中心になるかと思われますが、この路線になじみ深いスルーオールの母系のフェブランシェ、登録締め切りギリギリの5/28当日に1勝クラスを勝ち上がったラニ産駒クレメダンジュ、吉田和美オーナーのMalibu Moon産駒マル外のパライバトルマリンと、かなり中央勢面白いメンバーが揃いましたし、今後の牝馬ダート路線を引っ張る新星の誕生に期待したいです。