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上流も、下流も

システム開発、特にウォーターフォールを採用したプロジェクトでは「提案・要件定義」を上流工程、「製造(設計、実装)・テスト」を下流工程と称したりします。

そして、エンジニアのキャリアアップや人材市場などにおいては、この「上流」と「下流」のどちらを重視するのか?を頻繁に問われます。これが困るのです

というのも、私は「上流」と「下流」とを比較できないし、そもそも分けて考えることはできないと考えているからです。

「下流」、つまりどうやって作るか?を知らなければ「上流」で最適な提案などができません。「上流」、つまり何を何のために作るか?を知らなければ「下流」で最適な設計、実装などができません。

「上流」、「下流」は比較するものでもなければ、対立するものでもありません。一方への深い理解無くして、もう一方への深い理解はできません。ですので、これを分けて考えてはいけないのです。

「上流・下流言うのやめようよ」とは
何を何のためにどうやって作るか?
を意識することが大切だと言っているだけなのです。
何ら特別なことではなく当たり前だと思いませんか?

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