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BL興味ないけど2gether観てみたら楽しかった話

サワディークラップ、しんちゃんです。そろそろファイザー打てそうです。

ついに観てきましたよ、2gether!BLに全く興味はないけれど、タイ文字部員の人たちが盛り上がっているのを見て、「食わず嫌いは良くないし話題にもなっているのだからいっちょ観てみるか!」ってことで。

新宿で観たのですが、客層はほぼ女性。たまにカップルや男性同士のペアもいましたが、男性ソロ参加はおそらく私だけ。いいよ、やってやるよ!

正直、期待はしていませんでした。だって、BLってイケメンたちがイチャつくのを女性が楽しむジャンルでしょ?異性愛者で男性の私が、何を楽しめっていうのさ。davikaが他の女優とイチャつくなら絶対見るけどね!

なので、開始10分で寝ることも覚悟していたのですが、、、、

ちゃんと最後まで観れましたね。しかもニヤニヤしながら。面白かったです。そして、観終わったらモヤが晴れたというか、元気になりましたね。ちゃっかり2回目も観たいぞ、なんて思ってます。

じゃあ何が良かったのよと。あんたのそのBLに対するイメージと2getherは何が違ったのよと。

男2人のはずなのに、男と女に見えたこと

驚きましたね。タインは元々女性が好きな普通の男性なんだけど、表情とか仕草が可愛らしくて、段々と女性に見えてくるんですよね。で、相方のサラワットは見た目も中身も男らしいと。二人がキスするシーンを見ても、それが不自然に見えなかった。へー!おもしろ!セリフもキュンとくるものが結構あったんだけど、一番印象に残ってるのはタインのnananananananana。あれ、破壊力凄まじかったですね。今度タイに行ったら絶対に使うし、使ってもらおうとも思ってます。タイ語の可愛らしさがフルに発揮されてる表現でした。

音楽がとても良かったこと

BLは未知のものだから、割と分析的に観てました。で、よく考えてみると滑稽な展開や無茶苦茶な流れもあるんだけど、それが音楽の力によって素晴らしいシーンになってたなと。2getherの音楽、かなり好きです。今この記事もyoutubeでSCRUBBを聴きながら書いてます。夏っぽいというか、タイっぽいというか。気分が明るくなりますね。素敵。

ちなみに余談ですが、他のタイミュージシャンで言うと、atomが好きです。

多幸感とタイ人の表現力

普段BLやラブストーリーに一切触れないので、大量に摂取した甘さで途中からお腹いっぱいになりました。なので、後半のストーリーはうろ覚えなのですが、最後のシーンが多幸感に満ち溢れたのは覚えてます。みんなニコニコして、じ〜んみたいな。私はへそが曲がっているので、そういうシーンは苦手です。でも、ニヤニヤして観れました。

それは、やっぱりタイ人の表現力が関係しているのかなと。映画でもそうだし、実際にタイの友人とコミュニケーションしてても思うのですが、彼らは日本人よりもずっと表現力があります。表情が豊かだし、笑顔が素敵だし、声が大きいし、怒る時は怖い笑 ジェスチャーも多めだし、カメラを向けると、自然に上手にポーズを取ったりします。それを見てるの、大好きなんですよね。タイの友人たちとコミュニケーションすると元気になるのは、そこが大きいんだと思っています。日本人と話すと、そりゃ日本語で話せるから細かい点まで表現できるのだけど、あくまで情報の伝達で、ドカンと来るエネルギーは少なくて、そういう意味では退屈だったりします。

で、それは言語の影響もあるのかなと。というのも、少しずつタイ語を話せるようになってきた私ですが、タイ語を話すときは感情を強めに乗せてる感覚があるからです。英語は演劇的な言語ですが、タイ語はそれ以上に感情を乗せやすい。アロイマー!とか、自分で言っててもめちゃ気持ちいい。「ロ」の部分を巻き舌マックスで発音するという遊びもあったりして。จั๊กจี้(チャッカチー:くすぐったい)やอีหยังวะ (イヤンワ:何 イサーン方言)なども言葉にすると気持ちがいい。解放感があります。

一方、私が通っているタイ語教室の先生。日本語はかなり上手で、アニメや映画を字幕なしで理解できるレベルです。そのレベルの人でも、日本語を話しているときは、どこか窮屈そうなんですよね。タイ語を話し始めると、躍動する。これって母国語だから自由に話せるという話ではなく、日本語が音が平らな言語で、タイ語が声調を持ち音楽のような言語だからじゃないかと。となると、私たち日本人が大人しいのは文化によるものではなく、日本語という言語によるものかもしれない。そして、関西人が元気でフレンドリーなのは、標準語より音の高低が強い関西弁を話しているからなのかもしれない。

途中から話がออกทะเลしてしまいましたが、(ออกทะเลは「海に出る」で、日本語で言うところの「話が脱線した」みたいな意味です。面白い)要するに、私はタイ人の豊かな表現力やタイ語の可愛い音を聞くことが好きだということですね!

まとめ

2gether、面白かったです。BLに興味がない人、男性でも楽しめると思います。この映画を見て、やっぱり私はタイが好きなんだなと改めて気づきました。とっととファイザー打って、年内にバンコクに参上したいところです。そして、お願いのnananananananaアタックを使うんだ!誰に!?

それでは皆さま、チョーク ディー ナ クラップ!

あ、タイ語検定まで1ヶ月を切りましたね。それぞれがそれぞれのベストを尽くせますように。


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