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G20をリードせよ!

IMFは今年の世界経済成長率を3.3%という見通しを4月に公表し、1月見通しの3.5%から引き下げたそうです。
https://www.imf.org/external/datamapper/NGDP_RPCH@WEO/ADVEC/WEOWORLD/JPN/USA/GBR?year=2019

米中貿易戦争や英国のEU離脱などの影響でしょうか。


日本の経済成長見通しは、0.1ポイント下方修正し1.0%となりました。

そんな中、G20が開催され、議長国の日本からは、麻生財務大臣と黒田日銀総裁が出席されたそうです。
(いずれも善意で増税多数派工作する団体関係者と思われ、不安を感じます)

日経の報道によりますと
“麻生財務相は、米国の利上げ停止や中国の景気刺激策の効果により「19年後半には世界経済は勢いを取り戻す」との議論があったことを紹介。日本が10月に予定通り消費税率を引き上げる方針などを説明した。そのうえで「G20の国際協調の精神が重要だ」と語った。”(*1)
とのこと。

世界経済が減速し、日本経済も減速している中で、日本が消費増税を予定通りに引き上げる方針を説明したそうです。世界では反緊縮が広がりを見せる中、福岡県知事選のように麻生太郎氏が大スベりしないか心配していましたが、予想通りでした。

一緒に出席した黒田日銀総裁は「2年で物価上昇率を2%に引き上げる」「消費増税を延期すると国債金利急騰で、どエラいリスク」という主旨の発言をするも、いずれも現実にならない、という残念な方です。

こんなにも残念な2人を出席させなければならない日本、人材不足なのでしょうか?

本田悦朗元内閣官房参与が、スイス大使を辞したそうです。(*2)

本田悦朗氏は、内閣官房参与への復帰か、物価目標未達と現状維持決定会合(長期国債残高増加ペース縮小含む)を続ける黒田東彦氏の後任、経済財政諮問会議メンバーなど、ご活躍が期待されます。

麻生太郎氏、黒田東彦氏は「善意で増税多数派工作する団体」の御心のままに動く「お飾り」でない、と思いたいのですが、厳しい現実があります。
財政審の建議へ反論もせずにいるようでは、見識疑います。財政審の建議は経済学の基礎踏まえていない残念な内容で批判しました。(*3)

岩田規久男元日銀副総裁も「消費増税を凍結せよ」と講演(*4)されました。

増税凍結、拡張的な財政金融揃い踏みで、デフレ脱却し、高い名目成長の実現を期待します。

大胆な金融政策による金融政策一本足打法で、雇用環境を大きく改善させましたが、その貯金を使い果たしそうな今、政権与党の英断に期待したいと思います。

(*1)G20会議開幕 麻生財務相「米中協議、簡単でない」: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43659900S9A410C1MM0000/

(*2)本田大使辞職「予定の任期」=官房長官 https://takadanobaba.keizai.biz/gpnews/688981/

(*3)財政健全化へ向けて、財務省への意見|note(ノート) https://note.mu/shinchanchi/n/n1b0603ad32ed

(*4)「消費増税を凍結せよ!」元日銀副総裁の講演|note(ノート) https://note.mu/shinchanchi/n/nec8cc8b9826a

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