MOTHER2のススメ④

④はシステムに触れようかとも思ったのですが、独自のものがあり体験の妨げになると考え、MOTHER2を遊ぶにあたって気をつける点、気になる点をそれとなく書いておきます。

◯気になる点

▽大味なゲームである
MOTHER2は、お世辞にも遊びやすいRPGゲームである、とは言い切れません。
周到に準備を済ませ、万全に整えていてもあっさりと全滅させられてしまう場面も沢山あります。

ひとつひとつに対する解答はゲーム内に用意されてはいます。
それらにヒント無しで気付けるかどうかは、このゲームが傑作であるか否かの境界線である、と考えます。

町の人々ひとりひとりに話しかけ、ステータスや入手したアイテムなどについても丁寧に情報を仕入れる必要があります。

オリジナル版や制限などの特別な理由が無いのであれば、幸いな事にSwitch版(バーチャルコンソール版)にはどこでもセーブや巻き戻し機能が備わっておりますので、存分に活用することをオススメします。

大味さは不利な場面だけではありません。
イチ部アイテムは、それだけであらゆる敵を倒せてしまうほど強力なものも存在しています。
そしてそれらは集めるのに労力を要しません。
いわゆるバランスブレイカーというやつですね。
救済措置である、とも取れますが使わないほうが良いとは思いますね。


▽わかりにくい効果
毒や麻痺なんかは、RPGを遊んだことのある方はおなじみでしょうか。
それ以外の状態異常は、オリジナルの表現をされていて感覚的にわかりにくいものとなっています。

『なんだそれ?』と行動し、結果を受けて『ああ、なるほど』となる。
これだけを見れば、ひとつの体験に過ぎません。
では、それらの対処方法は?

もちろんゲーム内に用意されています。
お店やPSIなどを利用することで回復できることでしょう。
しかし種類は多く、何がなにに効くのかを覚える必要もあります。

かくいう私は良くごっちゃになってしまいます。
これは私が覚えきれないだけの話ですがね(笑)


▽アイテムたち
持ち歩けるアイテムに上限があるのは古いゲームにはつきものですが、MOTHER2も当然ながら制限があります。

加えて、半強制的に携行するアイテムがいくつかある為、見た目以上に持ち歩けるアイテムは多くありません。
さらには武器や防具などの装備も同じ欄に収納されます。
アイテム欄はプレイ中、常につきまとう悩みですね。

ネスはリュックを背負っていますが、他のみんなは多分ポケットなので仕方がないのでしょう。
まだ幼き子どもたちですしね。

預かり所もありますが少し手間がかかるのと、やはり上限がありますので、ここでも悩まされることになります。

さらには、少数ですがお使いイベントも存在します。
集めるのは、なんてことの無いお店で買えるものばかりですがイチ度に持ち歩けるアイテム数の関係で、どうしても往復する必要が出てしまったりもします。

多くのアイテムは捨ててしまっても購入可能ですので、やむを得ない場合は捨ててしまうことも大切です。

買い取り(お店での売却)不可アイテムの存在も拍車をかけています。
預けないで持ち歩いていてはかさばってしまうので、預かり所行きになる。
そうすると今度はそれらで預かり所が埋まっていく。
幸い数は多くないため、完全に圧迫してしまうことは無いでしょう。

いつか使う、と取っておかずに使える場面でドンドン使ってしまう方が、旅は快適なものとなるかもしれません。


これにてMOTHER2のススメはいったんの終わりとします。
これ以上書こうと思うと、どうしてもネタバレを避けられないような気がするからです。
本心では書きたいことは、まだまだたくさん残っています。
敵キャラなんかはボスだけでも細かに書いてみたい思いもあります。

それだけ私にとっては魅力的で不思議で、とても感動した偉大なゲームのひとつです。
コレを読まれた未プレイの方、できることならば自分の手で終わりまで歩き続けることを望みます。

ネットの広く普及した昨今、配信者と共に感動を迎えるのも良いでしょう。
ですが、MOTHER2はネスを分身とした、ワタシ自身のお話である。
そう私は考えております。

読み終えられた方、ここまでありがとうございました。


2024/05/12 追記
④で終わりと書きましたが、本当に書きたいことを書けてない気がしたので続きます。
少し時間おいて頭を冷やしたおかげか、違う形のアプローチに気づけたので、そちらも良ければ。

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