はじめに
単純に私の問いに対する返答を、GPT-4o mini、Gemini 1.5 Flash、Llama3.1 405B、Llama3.1 8B、で比較しました。大体この辺がコスト面で使う時に比較すべきモデルかと思います。
オープンソースなんだか自分のPCで動かせば0円だろ。と思うかもしれませんが、405Bを動かそうともなれば電気代がバカになりません。なので、GPT-4o miniなどのトークン毎課金サービスとコスト面で大差がなくなるのです。ゆっくりしていってね。
chathub使用
今回は出力の比較にchathubを使用しました。Llama3.1リリース日に対応する速さでありがたいです。chathubは一度に複数のチャットAIの出力結果を比較できるので便利です。
感想
まず初めに感想を書いておきます。
どのモデルも、オープンソースLLMがLinux OSのようにIT業界に大きな影響を与える可能性があるという点では共通していました。しかし、それぞれのモデルが持つ特徴や表現方法、視点の違いによって、読者に与える印象は異なりました。
全体として、各モデルとも、オープンソースLLMの将来について概ね同様の見解を示しているものの、具体的な内容や説得力、文章表現において差が見られました。
私はGPT-4o miniはバランスよく最も良い精度と感じましたが、同時に最も”個性”が無い内容だとも思いました。
私の質問
Llama3.1 405B
特徴:
簡潔で整理された文章構成は、読みやすさを重視するユーザーにとって好印象。
今後の展望として、「クラウドベースのサービス」「分散型の開発」「ハードウェアの進化」「モデルの圧縮」という具体的な技術的アプローチを網羅的に列挙している点は評価できる。
オープンソースLLMの将来に対して、全体的に楽観的な見通しを示しており、今後の発展に期待を抱かせる内容となっている。
課題:
各項目の説明がやや抽象的で深みが足りない点が惜しまれる。例えば、「クラウドベースのサービス」では、具体的なサービス名(例:Hugging Face、Google Colaboratoryなど)や、それらサービスが提供する機能、メリットなどを具体的に示すことで、より説得力が増す。
Linux OSとの比較が表面的に留まっている点は改善の余地あり。Linux OSがオープンソース化によって、開発者コミュニティの形成、イノベーションの促進、市場の拡大といった多大な影響をもたらしたことを具体的に説明することで、オープンソースLLMへの期待感が高まるだろう。
返答内容
Llama3.1 8B
特徴:
課題:
405Bと同様、説明の深みが不足しており、読者の理解を深めるには情報が足りない。例えば、「GPUの進化」では、最新のGPU技術(例:NVIDIAのHopperアーキテクチャ、AMDのCDNAアーキテクチャなど)や、それらの処理能力の向上、消費電力削減などの具体的なメリットについて触れることで、より説得力のある説明になる。
具体的な技術やサービス、企業名などが欠けており、説得力に欠ける点が惜しまれる。例えば、「モデルサイズの削減」では、具体的なモデル軽量化技術(例:量子化、枝刈り、蒸留など)や、それらを採用しているオープンソースLLM(例:DistilBERT、TinyBERTなど)の事例などを紹介することで、読者の理解を深めることができる。
返答内容
Gemini 1.5 Flash
特徴:
オープンソースLLMの可能性と課題を明確に整理し、論理的な構造で分かりやすく説明している点は評価できる。特に、「民主化とイノベーション」「透明性と信頼性」「カスタマイズとファインチューニング」といったメリットを具体的に示している点は優れている。
倫理的な問題にも触れている点は素晴らしい。AI技術の発展に伴い、バイアスやプライバシー、セキュリティといった倫理的な問題はますます重要性を増しており、オープンソースLLMの開発においてもこれらの問題への配慮が不可欠となるだろう。
全体的に分かりやすく、読みやすい文章でまとめられており、専門知識がない読者でも理解しやすい点が魅力。
課題:
具体的な技術やサービス、企業名などが欠けており、やや抽象的な説明に留まっている点が惜しまれる。例えば、「クラウドベースのサービス」では、具体的なサービス名や、オープンソースLLM開発におけるクラウドの活用事例(例:Hugging Faceが提供するTransformersライブラリのクラウド実行環境など)を紹介することで、読者の理解を促進できるだろう。
Linux OSとの比較が希薄で、単なる導入部分に留まっている点は改善の余地がある。Linux OSがオープンソース化によって、どのように開発者コミュニティを形成し、イノベーションを促進し、市場を拡大していったのかを具体的に説明することで、オープンソースLLMへの期待感をより高めることができる。
返答内容
GPT-4o mini
特徴:
リソースの問題に焦点を当て、現実的な視点で記述している点は、他のモデルと比較してユニークであり、読者に新たな視点を提供していると言えるだろう。巨大なパラメータを持つLLMの開発・運用には、膨大な計算資源とデータが必要となるため、資金力のある一部の企業や研究機関に開発が集中してしまう可能性は否定できない。
今後の方向性として、「分散型アプローチ」「クラウドベースのサービス」「効率的なモデル設計」「コミュニティの活性化」という具体的な技術やアプローチを複数提示しており、説得力が高い。特に、「分散型アプローチ」は、複数のデバイスやサーバーを連携させて学習させることで、リソースの問題を解決できる可能性を秘めており、今後の発展が期待される。
全体的にバランスの取れた内容で、オープンソースLLMの可能性と課題、そして未来について、多角的な視点から考察している点は評価できる。
課題:
他モデルと比較して、やや保守的な印象を受ける点が惜しまれる。オープンソースLLMが秘める可能性や、今後の技術革新によるブレークスルーの可能性についても、積極的に言及することで、読者の期待感を高めることができるだろう。
具体的なサービス名や事例などが少ない点は改善の余地がある。例えば、「クラウドベースのサービス」では、Google ColaboratoryやAmazon SageMakerといった具体的なサービス名に加えて、これらのサービスを利用したオープンソースLLM開発の事例などを紹介することで、読者の理解を深めることができるだろう。
返答内容